大臣談話・大臣記者会見要旨

田中副大臣・秋野大臣政務官記者会見録(平成25年8月28日(水)10:32 ~ 10:40  於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)私のほうから、少しお話をさせていただきます。まず一つは、9月2日に開催される太平洋諸島フォーラム「気候リーダーシップに関する専門家パネル」がマーシャルの首都で開催されますけれど、私が出席するため8月31日からマーシャルにまいりたいと思っております。この専門家パネルは、世界の気候変動対策をリードする閣僚、国際機関、科学者、NGOなどが集い、太平洋諸国における気候変動への対応や再生可能エネルギーの導入促進などについて議論する重要な会議となっております。この会議の結果は、気候変動交渉において大きな影響力持つ島嶼国の、首脳級が一堂に会する「第44回太平洋諸国フォーラム総会」にインプットされる予定でありまして、私も我が国を代表して、議論に積極的に貢献するとともに、我が国の取組や立場についてしっかり発信をしてきたいと思っております。今回出席する会議、今回の滞在中に予定されているバイ会談や太平洋諸国フォーラムに参加される島嶼国の首脳や閣僚の方々との交流の際に、島嶼国のニーズをしっかりと聴取して、今後の「島まるごと支援」の展開につなげていきたいと思っております。まずこれが一つです。
 続きまして、先日8月24日土曜日、鳥取市の鳥取砂丘こどもの国において、山陰海岸国立公園の指定50周年をお祝いする記念フェスティバルを関係自治体等とともに開催をいたしました。私が出席をさせていただきました。あわせて、自然公園の保護とその適正な利用に関し、顕著な功績があったかたを表彰する「自然公園関係功労者 環境大臣表彰」を行いまして、今年は21件の個人・団体を表彰いたしました。前日の23日金曜日には、鳥取砂丘や浦富海岸を視察し、同公園の自然の雄大さを感じたところです。今後も地域と連携して、国立公園の保全・適正利用に向けた取組を推進をしてまいる所存です。この2点です。

(政務官)私から、8月23日から25日まで出張してまいりましたので御報告したいと思います。8月23日の金曜日、長崎県雲仙市の小浜温泉バイナリー発電所の施設を視察をさせていただきました。それから24日、25日ですけれども、青森県八戸市とそれから岩手県久慈市で「みちのく潮風トレイル開通記念プレイベント」の式典を、それから、25日には、青森県の八戸・階上、岩手県の洋野・久慈の4コースで同時にウォークイベントを開催させていただきまして、出席をさせていただきました。1,100名を超えるかたに御参加をいただきまして、大変感謝を申し上げたいと思っております。この「みちのく潮風トレイル」の取組ですけれども、三陸復興国立公園をはじめとする環境省の復興事業の中で最も重要なものと位置づけさせていただいておりまして。実際に私も8km歩かせていただきましたけれども、海岸沿いの自然のすばらしさに感動したのはもちろんのこと、「みちのく潮風トレイル」を利用する方々と、おもてなしといった観点などそういったところから、支えていただける地域の方々の「つながり」というものを肌で感じることができ、歩くことの魅力、そういった旅の仕方というものにも魅力を大変感じ、満喫させていただいたところです。環境省としてもこれから700kmという壮大なトレイルの開通を順次進めてまいりたいと思いますし、地域の皆さんと一緒になってトレイルを盛り上げていくことで、復興に資するように頑張ってまいりたいと考えております。以上です。

2.質疑応答

(問)幹事社から2点お願いします。今、御説明いただきましたみちのくトレイルですけど、実際お歩きになったということですが、今後広げていくなかで課題みたいな、実際現場で御覧になって感じたことはありますでしょうか。
(政務官)今回、秋に八戸から久慈までの開通が行われることになります。今後、ワークショップなど地域で行いまして、合意ができたところから順番にトレイルが開通していく流れに今後なってまいりますけれども、今回も一旦合意したトレイルをまた改めて見直すといった流れもあるようです。地域地域に前向きな観点で、価値観というものが見直されている。そういうやりとりが行われるというのは、良い意味での課題としてお伝えしておきたいと思います。
(問)もう1点、昨日環境回復検討会がありまして、秋野政務官が御出席されましたけれども、30日に除染の工程表の見直しがあって、先日、井上副大臣が佐藤知事のほうには御説明なさっているのですけれども、県民、住民への説明というのは今度何かお考えはあるのでしょうか。
(政務官)まずは、30日の公表に全力を投球しているところですので、その後にまたお知らせをしたいと思います。

(問)副大臣の9月2日からの出張でバイ会談というのは、どれくらい御予定があるのでしょうか。
(副大臣)考えておりますのは、マーシャルの大統領、また、パフアニューギニアのオニール首相とも調整中ということでございまして、私の人脈もございますので、ある程度のレベルのことはできると思っておりますけれど、限られた日程の中でということで、事前調整と併せて現地でも努力してきたいと思います。

(政務官)トレイルの件で追加をしておきたいと思います。課題として議論になったことはトイレの問題でありまして、今後どういう形でトイレを設置していくかということは、1つの課題です。