大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成25年12月20日(金)11:00 ~ 11:04  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨

本日の閣議では、環境基本計画の進捗状況の点検結果について御報告しました。具体的には、計画に基づく取組はおおむね進捗していると評価されていること、また、地球温暖化に関し、技術の国際展開を通じて、リーダーシップを発揮すべきであることなどの課題があると報告しました。今後、環境省としては、この報告を踏まえ、各府省と一層の連携を図りつつ、各種施策を率先して推進したいとの発言をしました。

閣議に先立つ原災本部、原子力防災会議の合同会議について御報告します。本日の閣議前に、第33回原子力災害対策本部会議並びに第3回原子力防災会議の合同会議が開催されました。私からは、環境大臣として除染や中間貯蔵施設の整備を推進し、福島復興に繋げていくことを御説明しました。また、関係各省に対し、中間貯蔵施設が立地する地域の振興についての格段の協力をお願いしました。また、原子力防災担当大臣として、原発周辺自治体の避難計画策定の進捗状況や、国の支援について報告をしました。引き続き、福島の復興、原子力防災の充実に努めたいと考えています。私からは以上です。

2.質疑応答

(問)NHKの横井と申します。よろしくお願いします。昨日、水俣病の認定を巡って熊本県の蒲島知事が国とですね、環境省と国の不服審査会の判断が食い違っているということで、これ以上県の方で認定業務を継続できないということで、国のほうで臨時審査会を開いて認定審査を行ってほしいという旨、表明しました。今後、熊本県でも多数の方が審査を待っている状態で、審査の行方がかなり不透明になっていると思いますけれども、これに関する大臣の受け止めと、今後、国のほうで審査会を開かれる予定が、お考えがあるかお聞かせ下さい。
(答)報道ベースですが、蒲島知事がそのような発言をされたという話は伺っています。昨晩、福島から帰京した後、熊本県選出の国会議員の方からも御心配をいただき、また知事の真意をしっかりと聞いてみるので、という話もいただきました。以前にも御質問があったと思いますが、これは県と国が二人三脚で取り組んでいかなければ解決できる問題ではない、という立場には全く変わりはありません。ですから、私は報道ベースでしか知事の話を伺っておりませんので、知事の真意や思いというものを伺う機会がありましたら、しっかり聞かせていただきたいと思います。今後とも県としっかり調整をするように、知事の思いを大切にするようにという指示は、もう先週、知事の発言以前に、事務方へ出しました。谷津次官をヘッドにこの問題は事務方もしっかり取り組んでいかなければなりませんし、場合によっては政治もしっかり動いていかなければならないと、認識しています。

(問)時事通信の村山です。東京都の猪瀬知事が昨日辞職表明されましたが、その受け止めと都知事選への対応についてお考えをお聞かせ下さい。
(答)昨日福島へ行っておりまして、福島でもそういう御質問が出ましたが、昨日選対委員長、また電話ですが、幹事長と話しをしましたし、今日も短時間ですが、官房長官とも話をしました。この後、都連の幹部の皆様と話をして、そこからこの事態を受けて東京都連としてどう対処していくのかを決めたいと考えています。
(問)御自身が立候補するという可能性はあるのでしょうか。
(答)それは無いと思います。