大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成25年6月21日(金)9:06 ~ 9:13 於:環境省22階第1会議室)

1.発言要旨

 おはようございます。本日の閣議では当方に関連する大きな話題はありませんでした。
私のほうから2点お話させていただきます。
 今日は皆さま御承知のとおり、夏至です。環境省では毎年夏至の日に、「ライトダウンキャンペーン」と称して、地球温暖化防止のため、ライトアップ施設、家庭やオフィスでの消灯を呼びかけています。平成15年から実施しています。
 本日はライトダウンの特別実施日として、夜8時から10時まで一斉消灯を呼びかけます。観光スポットとして大変有名な東京スカイツリーをはじめ、全国14,000箇所を超える施設でライトダウンが実施されます。また、全国でも様々なイベントが行われる予定と聞いています。電気が暗くなったことを感じて、地球環境のことを御家族や友人と考えてみるきっかけにしていただきたいと思います。ちなみにCO2換算の削減量は161トンです。東京タワー、レインボーブリッジ、六本木ヒルズ、ベイブリッジ、ナゴヤドーム、京都タワー、通天閣などいろいろです。
 毎回報告している点ですが、5月末現在の災害廃棄物処理の進捗状況について御報告いたします。岩手県・宮城県・福島県の3県において、災害廃棄物の発生量全体の3分の2を超える約1,090万トンの処理が完了しました。仮置場の数も半数以下まで解消が進んでいる現状です。発災後3年目の夏を前に、被災地における生活環境が改善していると考えています。引き続き、できるだけ早期の処理完了を目指し、着実な処理を進めていく所存です。

2.質疑応答

(問)幹事社の産経新聞の徳光と申します。昨日、水俣病特措法の関係で非該当とされた方々が熊本地裁で国賠提訴を行いましたけれども、大臣としてどのように受け止めていらっしゃるかお願いします。
(答)訴状を受け取っていないので、現段階ではコメントを差し控えたいと考えています。

(問)朝日新聞の青木と申します。再除染のことについてお尋ねします。大臣、副大臣ともにですね、会見の中で再除染という御言葉をお使いになられております。会見の中では1回目除染が終わったところに、もう1回やることを除染として位置付け、まずは除染をやっていないところを最優先にという、1巡目を優先にする考えを大臣もおっしゃられておりました。
一方、環境省のホームページには再除染に関するところの記載に、私どもの報道に対する見解のところに、再除染のことについて私たちは書いているのですが。それについて、追加的措置という言葉を使われてます。この追加的措置というのは、住宅の庭の除染をするときに芝生の50センチ画のところを2種類除染をしてみて、有効なほうを使うということについて、環境省は追加的措置として行っております。この追加的措置についてですね、大臣のおっしゃっている再除染という言葉にですね、この追加的措置が含まれるかどうかについて教えていただけますか。
(答)言葉の定義の話ですので、文書か何かでしっかりと御説明するのがよろしいのではないでしょうか。
(問)ではですね、2つ目なんですが、先日ですね広報室長に取材させていただきました。その際、環境省が自治体に対して除染計画について、どのような説明をしているのかという点について、環境省は自治体が計画達成が難しいという認識を持っている、ということを環境省として把握しているということを各自治体に伝えたということで、お答えをいただいております。これについてですね、私たちは取材に対して5つの自治体が環境省から計画の達成は難しいということを伝えられたというふうに話しています。実際に室長のおっしゃられたとおり説明があったとしても、その計画達成が難しいという受け止め方をすることを環境省が言ったということになると思うのですが、それについて如何お思いですか。
(答)私がどこかで何か言ったことについて、その意味について御質問いただければお答えできるのですが、広報室長が何を言ったかについて確認できていませんので、広報室長とじっくりお話をいただければと思います。