大気環境・自動車対策

海事分野における脱炭素化促進事業

事業概要

 地球温暖化対策計画では、2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指し更に50%の高みに向け挑戦を続けていくとしており、トラック等と比較して単位輸送量当たりのCO2排出量が少ない輸送手段である船舶においても、2030年度において2013年度比約17%の排出削減が求められています。船舶分野においては、代替燃料の活用による更なるCO2排出削減が期待されており、CO2削減に加え環境(NOx、SOx)性能等に優れたLNG・メタノール燃料が挙げられています。しかし、LNG・メタノール燃料船については、国内の導入実績が少なく、導入コストが高い等のため、普及が進み難い状況です。
 
 本事業では、LNG・メタノール燃料システムの導入を支援し、業界がノウハウを蓄積することで、導入コストの低廉化を図ることで、LNG・メタノール燃料船の自立的普及を目指します。また、LNG・メタノール燃料システムと組み合わせて省CO2技術の導入支援も行うことで、更なるCO2排出削減が可能なLNG・メタノール燃料船の普及を図ることを目的とします。