報道発表資料

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2007年03月30日
  • 自然環境

「クマ類出没対応マニュアル-クマが山から下りてくる-」について

 環境省では、本年度のクマ類の大量出没を踏まえ、「クマ類出没対応マニュアル-クマが山から下りてくる-」を別添のとおり取りまとめましたのでお知らせします。

1 クマ類出没対応マニュアルについて

 昨年11月10日、クマ類が人里へ大量に出没し人身被害が多発したこと等を受けた緊急的な対応として、「クマ類の出没に係る対応のあり方緊急調査専門家会合」を設置し、クマ類の生息地周辺の方々や地方公共団体の鳥獣行政担当者の方々に注意していただく事項を「クマ類出没対応マニュアル(暫定版)」として取りまとめ周知を図ったところです。また、福島県、長野県及び富山県と協力して現地における出没要因を調査しました。
 専門家会合では、出没要因調査の分析を始め長野県における現地調査を行うなど合計4回にわたる会合を開催し、今般、別添のとおり「クマ類出没対応マニュアルークマが山から下りてくるー」を取りまとめたところです。
 このマニュアルでは、中山間地域の自然・社会環境の変化等を踏まえ、「クマの出没を減らす」、「クマによる被害を減らす」、「クマの出没を減らすことで有害捕獲数を減らす」ことを目的として、クマ類の出没への備えと対策について取りまとめております。

2 クマ類の出没に係る対応のあり方緊急調査専門家会合

 マニュアルは、下記の委員からなる「クマ類の出没に係る対応のあり方緊急調査専門家会合」を設置し、調査検討の上、取りまとめました。

青井俊樹(岩手大学農学部教授)
大井 徹(森林総合研究所関西支所生物多様性研究グループ長)
高柳 敦(京都大学大学院農学研究科助教授)
田中純平(NPO法人ピッキオ 保護管理部ディレクター)
羽澄俊裕((株)野生動物保護管理事務所代表)
間野 勉(北海道環境科学研究センター)
米田政明((財)自然環境研究センター研究主幹)
(五十音順)

クマ類出没対応マニュアル-クマが山から下りてくる-

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室
課長 星野 一昭(内線6460)
 室長 猪島 康浩(内線6470)
 専門官 徳田 裕之(内線6472)
 直通 03-5521-8285

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