報道発表資料

平成25年6月24日
自然環境
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「荒尾干潟 (あらおひがた)」の東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークへの参加について(お知らせ)

 熊本県荒尾市からの登録申請に基づき、環境省より、東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ(EAAFP)に基づく東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークへの参加候補地として推薦していた「荒尾干潟(あらおひがた)」(熊本県荒尾市)について、この度参加が承認されました。これにより、当該干潟が東アジア・オーストラリア地域の渡りルート沿いの重要な湿地として認められ、ネットワークにおける保全の取組を実施していくことになります。
 また、6月30日(日)に開催される「荒尾干潟の日2013」のイベントにおいて、登録認定証が荒尾市長に授与されますので、お知らせいたします。

1.東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク

1)概要

 「東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク」は、「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ(EAAFP)※」に基づいて構築された、東アジア・オーストラリア地域に分布する渡り性水鳥を対象とする重要生息地の国際的なネットワークです。本ネットワークは、渡りのルート沿いの重要な生息地をネットワーク化し、ネットワーク全体で保全活動を進めることにより、渡り性水鳥の保全を強化することを目的にしています。

東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ(EAAFP

 東アジア・オーストラリア地域において、渡り鳥の保全に関わる様々な主体の国際的な連携・協力のための枠組みを提供することにより、渡り鳥の重要生息地の国際的なネットワークを構築するとともに、その普及啓発及び保全活動を促進し、もって当該地域における生物多様性保全及び地域住民の利益に資することを目的として、日豪政府の主導により平成18年11月に発足した枠組です。平成25年6月現在、本パートナーシップには政府、国際機関、国際NGOの30主体が参加しています。

2)参加湿地(平成25年6月20日現在

 16か国、113か所 (日本国内では30か所、別添参考)

2.「荒尾干潟」の概要

 荒尾干潟は有明海の中央部東側に位置し、南北9.1km、東西最大幅3.2km、面積1,656haの、単一の干潟としては国内有数の広さの干潟です。有明海は遠浅の干潟が発達した日本最大の干満差がある内海で、その有明海に属する荒尾干潟には、ゴカイ類やカニ類、貝類などの底生生物が多く生息し、それらの底生生物を餌にするシギ・チドリ類を中心とする渡り性水鳥が多く飛来します。
 なお、荒尾干潟の内、登録された範囲(約754ha:別添図参照)は、国指定鳥獣保護区特別保護地区に指定され、平成24年7月にラムサール条約湿地に登録されています。
 今年3月に荒尾市より荒尾干潟の本ネットワークへの参加申請がなされ、これを受け環境省よりパートナーシップ事務局へ当該地を参加候補地として推薦しており、平成25年6月17日に113番目のネットワーク参加地となりました。

<承認された理由>
国際自然保護連合(IUCN)が作成したレッドリストに掲載されている絶滅のおそれのある2種の渡り性水鳥(クロツラヘラサギ、ズグロカモメ)が確認されている。
2種(ズグロカモメ、キアシシギ)の個体数の1%以上を定期的に支えている。
チュウシャクシギ、オオソリハシシギ、ソリハシシギ、キアシシギ、ハマシギ、キョウジョシギ、ダイゼン、メダイチドリ、シロチドリの個体数の0.25%以上を定期的に支えている。

※参加地選定基準は別添参考

3.「荒尾干潟」の東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークへの参加日

 平成25年6月17日(月)

4.登録認定証の授与式

 熊本県荒尾市で6月30日(日)に開催される「荒尾干潟の日2013」(主催:荒尾市)の中で九州地方環境事務所長より荒尾市長へ登録認定証が授与される予定。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8284)
課長  :中島 慶二(内線:6460)
専門官:荒牧 まりさ(内線:6462)
係長  :柳谷 牧子(内線:6468)

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