報道発表資料

平成22年11月2日
自然環境
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「風蓮湖(ふうれんこ)・春国岱(しゅんくにたい)」の東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークへの参加について(お知らせ)

 環境省より、東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップに基づく東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークへの参加湿地として推薦していた「風蓮湖(ふうれんこ)・春国岱(しゅんくにたい)」(北海道根室市)について、この度参加が承認されました。これにより、当該地域が東アジア・オーストラリア地域の渡りルート沿いの重要な湿地として認められ、ネットワークにおける保全の取組を実施していくことになります。また、11月7日(日)に北海道根室市に対して登録認定証が授与されますので、お知らせいたします。

1.東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク

(1)概要

 「東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク」は、「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ※」に基づいて構築された、東アジア・オーストラリア地域に生息する渡り性水鳥を対象とする重要生息地の国際的なネットワークです。本ネットワークは、渡りのルート沿いの重要な生息地をネットワーク化し、ネットワーク全体で保全活動を進めることにより、渡り性水鳥の保全を強化することを目的にしています。

※東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ
 東アジア・オーストラリア地域において、渡り鳥の保全に関わる様々な主体の国際的な連携・協力のための枠組みを提供することにより、鳥類の重要生息地の国際的なネットワークを構築するとともに、その普及啓発及び保全活動を促進し、もって当該地域における生物多様性保全及び地域住民の利益に資することを目的として、日豪政府の主導により平成18年11月に発足した枠組です。平成22年11月現在、本パートナーシップには政府、国際機関、国際NGOの24主体が参加しています。

(2)参加湿地(平成22年11月1日現在)

 10か国、81か所 (日本国内では29か所、別添参考)

2.「風蓮湖・春国岱」の概要

 風蓮湖は根室湾につながる汽水湖で、干潟とアマモ場が発達しています。また、春国岱は、風蓮湖と根室湾の間に形成された砂州であり、アカエゾマツ林やハマナスの大群落が発達しています。これらの森林、草地、塩性湿地、干潟等は鳥類の良好な生息環境となっており、渡り鳥の渡来地、中継地として重要な位置を占めています。
 なお、参加湿地の範囲(約6139ha:別添図参照)は、国指定風蓮湖鳥獣保護区特別保護地区に指定され、平成17年11月にラムサール条約湿地に登録されています。
 今年3月に根室市より風蓮湖・春国岱の本ネットワークへの参加申込みがなされ、これを受け環境省よりパートナーシップ事務局へ当該地を参加候補地として推薦しており、平成22年10月4日付けで事務局より参加が承認されました。

<承認された理由>
国際自然保護連合(IUCN)が作成したレッドリストに掲載されている絶滅のおそれのある2種の渡り性水鳥(ヘラシギ、タンチョウ)が確認されている。
毎年50,000羽前後のガンカモ類が飛来している。
12種・亜種(ハジロカイツブリ、オオハクチョウ、亜種ヒシクイ、コクガン、ヒドリガモ、ヨシガモ、オナガガモ、スズガモ、ウミアイサ、タンチョウ、キアシシギ、キョウジョシギ)の個体数の1%以上を定期的に支えている。
メダイチドリの個体数の0.25%以上を定期的に支えている。
参加地選定基準は別添参考

3.「風蓮湖・春国岱」の東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークへの参加日

平成22年10月4日(月)

4.登録認定証の授与式

 北海道根室市で11月7日(日)に開催される「風蓮湖・春国岱ラムサール条約登録5周年記念講演会」(主催:根室ワイズユースの会、根室市、(財)北海道環境財団)の中で釧路自然環境事務所長より根室市長へ登録認定証が授与される予定。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
直通:03−5521−8283
代表:03−3581−3351
課長:亀澤 玲治(6460)
課長補佐:堀内 洋(6475)
係長:中山 直樹(6468)

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