報道発表資料
環境省は、4月17日(火)から4月20日(金)に、「有害廃棄物等の環境上適正な管理(ESM)に関するフレームワーク策定のための第1回専門家会議」を東京にて開催しました。ESMに関するフレームワークの概念・基本要素について議論を行い、来年開催されるCOP11に向けて策定作業を引き続き行っていくことが決まりました。(なお、会議の背景については、「有害廃棄物等の環境上適正な管理に関するフレームワーク策定のための第1回専門家会議開催について」(4月13日付け報道発表)をご覧ください。)
1 日程:
平成24年4月17日(火)~20日(金)(20日は施設見学)
2 場所:
椿山荘(文京区)、川崎市、大田区周辺
3 主催:
環境省、バーゼル条約事務局
4 参加者(約45名):
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- 専門家:アフリカグループ(ナイジェリア、エジプト、セネガル、ザンビア、タンザニア、ガボン)、アジアグループ(中国、インドネシア、日本、ヨルダン、韓国)、中央・東ヨーロッパグループ(欧州委員会、リトアニア、ポーランド)、ラテンアメリカ・カリブ海グループ(アルゼンチン、コロンビア、チリ、ジャマイカ、ブラジル)、西ヨーロッパ・その他グループ(ベルギー、カナダ、ドイツ、アイルランド、スイス、アメリカ)
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- バーゼル条約事務局
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- 環境省、外務省、経済産業省
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- 国内有識者、NGO等
5 議題
- (1)
- 開会式及び会議進行に関する事項(共同議長の選出、会議の背景・目的、議論の方向性)
谷津官房長からの開会挨拶に引き続き、ウィリスバーゼル・ストックホルム・ロッテルダム3条約事務局長から本会議に関する背景等の説明が行われました。また、竹本環境省参与とヨルダンからの専門家が共同議長として選出されました。なお、初日の夜に開催したレセプションにおいて、横光環境副大臣が挨拶を行いました。 - (2)
- 各地域や関係するプロジェクト等におけるESMに関する動向や活動内容
我が国からアジアにおける有害廃棄物等のESMに関する調査結果や、ESM専門家会議において議論するべき事項の案に関して発表を行いました。また、ESM専門家や国内有識者から各国・地域におけるESMに関する情報等に関しての発表が行われ、ESMに関する情報共有が行われました。 - (3)
- ESMフレームワーク策定に関する内容
開発途上国におけるリサイクル産業の発展やリサイクル価値の高い有害廃棄物の需要に伴い、有害廃棄物の越境移動をより適正に管理することが必要となっている。こういった状況を踏まえ、関連するESMのガイドラインや既存のメカニズムを基にESMの要素・構成について検討を行うとともに、ESMフレームワークに含まれるべき項目となる[1]条約全体としてESMに取組むための前文・基本概念(廃棄物の発生抑制、リサイクルの推進 等)、[2]ESMを実施するために構成されるべき共通分類(優先すべき廃棄物の種類、ESMの基準・標準化 等)、[3]運用可能なESMのための手段・方策(ESMの能力開発、既存のガイドラインの活用 等)について議論を行いました。 - (4)
- 今後の予定
来年開催されるCOP11におけるESMフレームワークの取扱いに関する今後の議論に資するよう、本年9月に開催予定のバーゼル条約第8回公開作業部会に向けて、ESMフレームワーク案の策定が行われることになりました。次回のESM専門家会議は本年10月頃に開催される見込みです。 - (5)
- 施設見学
川崎市と大田区にある電気電子機器廃棄物処理施設において施設見学を行いました。
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課適正処理・不法投棄対策室
直通:03-5501-3157
代表:03-3581-3351
室長:吉田 一博(内線:6881)
担当:本多 俊一(内線:6885)
担当:彦坂 早紀(内線:6886)