報道発表資料

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2011年12月09日
  • 大気環境

東日本大震災の被災地における大気環境モニタリング調査結果の公表について(再調査)(お知らせ)

 環境省においては、東日本大震災の被災地(岩手県、宮城県、福島県及び茨城県)において、大気環境モニタリング調査を実施しているところですが、7月12日及び8月30日に公表した調査結果を踏まえ、今般、常時監視対象物質(二酸化窒素及び浮遊粒子状物質)、ダイオキシン類及び有害大気汚染物質(優先取組物質)について、指針値を超過した地点等において、1地点当たり2日間の再調査を実施しました。
 その結果、前回ヒ素及びその化合物の指針値を超過した地点において、2日間のうち1日は指針値を超過しましたが、平均すると指針値を下回る結果となりました。

1.試料採取年月日

平成23年9月14日(水)~30日(金)

2.再調査地点の考え方

(1)
前回調査において、ヒ素及びその化合物に係る指針値を超過した地点(1地点)。
(2)
環境基準値等がない物質において、平成21年度の全国の有害大気汚染物質モニタリング調査結果と比較して、
高めの濃度が検出された地点(3地点)。

3.試料採取、分析方法

(1)
試料採取時間は1地点当たり24時間×2日。
(2)
環境大気常時監視マニュアル(第6版)」、「ダイオキシン類に係る大気環境調査マニュアル」及び「有害大気汚染物質測定方法マニュアル」に基づき実施。

4.評価結果

 評価は、各測定物質の環境基準値等と比較して行った。その結果、前回ヒ素及びその化合物について指針値を超過した地点において、2日間のうち1日はヒ素及びその化合物について指針値を超過したが、平均すると下回る結果となった(表1)。また、その他環境基準値等が設定されている物質については、環境基準値等を下回る結果となった。
 環境基準値等が設定されていない物質については、平成21年度の全国の有害大気汚染物質モニタリング調査結果と比較したところ、同年度における濃度のばらつきの範囲内に収まる結果となった。


表1  再調査結果

物質調査地点(測定値1日目、2日目)指針値(年平均値)

ヒ素及びその化合物(ng/m3)


石巻市学習等共用施設釜会館(1.5、6.8)


6

環境基準等との評価は、年平均値により実施。

(詳細等別紙)

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局大気環境課
直通:   03-5521-8295
代表:   03-3581-3351
課長:   山本 光昭(6530)
課長補佐:苔口 聖史(6572)
係長:   芳川 一宏(6539)

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