報道発表資料

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2010年04月28日
  • 水・土壌

平成21年度環境技術実証事業 小規模事業場向け有機性排水処理技術分野実証試験結果報告書について(お知らせ)

 平成21年度環境技術実証事業 小規模事業場向け有機性排水処理技術分野における実証試験結果報告書が、実証機関である社団法人埼玉県環境検査研究協会により作成され、環境省が承認しましたのでお知らせいたします。

1.背景・経緯

 環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にありながら、環境保全効果等についての客観的な評価が行われていないために普及が進んでいない先進的な環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、環境技術を実証する手法・体制の確立を図るとともに、環境技術の普及を促進し、環境保全と環境産業の発展を促進することを目的とするものです。  平成21年度環境技術実証事業 小規模事業場向け有機性排水処理技術分野において、実証機関である社団法人埼玉県環境検査研究協会により、小規模事業場向け有機性排水処理技術分野「小規模事業場向け有機性排水処理技術 実証試験要領」(第2版)(平成21年4月27日公表)に基づく試験が各実証対象技術(以下参照)について実施され、合計3件の実証試験結果が実証試験結果報告書として取りまとめられました。そしてそれらについて環境省が承認し、実証番号を付与しました。

2.報告書の内容

 今回実証試験を行った小規模事業場向け有機性排水処理技術分野の各実証対象技術は、厨房(大学学生食堂施設、ラーメン店及び百貨店社員食堂)から排出される排水を処理するシステムです。今回の実証試験により、厨房から排出される排水を処理する性能等について確認されました。

[平成21年度実証された実証対象技術]

環境技術開発者実証対象技術名実証試験実施場所実証番号
OPPC株式会社 厨房排水処理装置"ECOTRIM" 学生食堂
(日本工業大学6号館第1食堂)
020-0901
株式会社大都技研 業務用厨房シンク型 油水分離回収機
"グリス・ECO DS-2 750-600P"
社員食堂
(丸広百貨店 川越店)
020-0902"
業務用厨房シンク型 油水分離回収機
"グリス・ECO DS-2 600-600"
ラーメン店
(天下一品 仙台バイパス店)
020-0903"

 各実証対象技術の実証試験結果報告書の詳細等は、環境技術実証事業ウェブサイトの小規模事業場向け有機性排水処理技術分野ウェブページ(https://www.env.go.jp/policy/etv/s02_c1.html)及び実証技術情報(実証結果一覧)ウェブページ(https://www.env.go.jp/policy/etv/list_20.html)に後日アップロードされますので、そこから自由にダウンロードしていただくことができます。
 なお、環境技術実証事業による環境技術の実証試験結果報告書は、環境技術の性能の保証・認証・認可等を謳うものではなく、一定の条件下における環境技術の環境保全効果についてまとめたものです。各実証対象技術についての詳細等は、環境技術開発者(申請者)へ直接お問い合わせください。

3.実証の参考

 本事業で実証された実証対象技術は、環境技術実証事業が出展する展示会で展示を行うことができる予定です。なお、平成21年度は、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で、10月14日(水)~16日(金)に開催された「2009 地球温暖化防止展&世界環境共生都市博」に出展しました。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局総務課環境管理技術室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8297
室長:岩田 剛和(6550)
室長補佐:高野 厚 (6551)
担当:重松 賢行(6557)

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