報道発表資料

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2023年11月07日
  • 自然環境

野鳥における高病原性鳥インフルエンザ発生状況について (陽性確定 北海道別海町(野鳥国内6例目))

北海道別海町で令和5年10月25日(水)に、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)に基づく国内希少野生動植物種に指定されているタンチョウの死亡個体1羽が回収され、同年10月27日(金)に遺伝子検査※1を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認された旨の報告がありました。上記について、国立研究開発法人国立環境研究所で遺伝子検査※2を実施したところ、同年11月7日(火)に高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出された旨の報告がありました。引き続き全国での野鳥における監視やウイルス保有状況調査の強化を継続します。 
 
※1 A型鳥インフルエンザウイルスに特有の遺伝子であるM遺伝子を確認するためのリアルタイムRT-PCR法による遺伝子検査
※2 ウイルスの血清亜型(H5又はH7亜型)の検出や病原性を判定するリアルタイムRT-PCR法等による遺伝子検査


 

詳細情報

  回収日   場所

検体情報

簡易検査  遺伝子検査 野鳥監視重点区域
都道府県 市町村

検体の種類

鳥種名 結果判明日 結果 結果判明日 結果 指定日
野鳥国内6例目 10/25 北海道 別海町

死亡野鳥

タンチョウ 10/27 陽性 11/7 H5亜型高病原性鳥インフルエンザ 10/27

留意事項

(1)鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等があった場合を除いて、人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、冷静な行動をお願いします。

(2)同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡している場合には、お近くの都道府県や市町村役場に御連絡ください。

(参考)野鳥との接し方について

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf

【取材について】

現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。

【公表について】
  環境省では、各都道府県内でのシーズン初確認、国内希少野生動植物種での発生など、緊急性が高い場合には報道発表を行い、その他の場合には、下記環境省ホームページで鳥インフルエンザの発生状況を公表しています。

【参考情報】

環境省は、ホームページで高病原性鳥高病原性鳥インフルエンザに関する情報(環境省ホームページ)

 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル

 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html

連絡先

環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8285
室長
宇賀神 知則
室長補佐
村上 靖典
係長
木富 正裕
担当
兼松 賢人

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