報道発表資料

この記事を印刷
2021年03月29日
  • 自然環境

富山県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認(家きん国内38例目)に係る野鳥監視重点区域の解除について

富山県小矢部(おやべ)市の養鶏場における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認事例(家きん国内38例目)を受け、1月23日(土)に野鳥監視重点区域を指定し、野鳥監視の強化をしてきたところですが、その後、当該区域内においても野鳥の大量死等の異常は確認されなかったため、3月26日(金)24時に当該区域を解除しました。

1.経緯

1月 22日()

・富山県が、死亡鶏が増加した旨の通報を受け、当該農場への立入検査を実施

・当該鶏についてインフルエンザ簡易検査を実施し陽性

1月 23日()

・当該鶏について遺伝子検査を実施した結果、H5亜型であり、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認

・発生農場の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の 監視を強化

1月23日(土)

~25日(月)

・富山県が野鳥緊急調査を実施

1月26日()

・防疫措置完了

3月26日(金)

24時

・野鳥において異常が確認されなかったことから、当該野鳥監視重点区域を解除1 ※2

※1 「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に基づき、野鳥

監視重点区域は、以下を1日目として30 日目の24 時に解除することとしています。

-野鳥及び飼養鳥の場合は、回収日の次の日を1日目とする

家きんの場合は、防疫措置完了日の次の日を1日目とする 

-環境試料(糞便、水等)の場合は、採取日の次の日を1日目とする

なお、複数発生で野鳥監視重点区域の範囲が少しでも重なる場合は、原則として最後の区域が解除されるときに同時に解除することとしています。

※2 家きん国内38 例目の発生を受けて指定した野鳥監視重点区域は、富山県の死亡野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルス検査陽性事例(野鳥国内55、57 例目)を受けて指定した野鳥監視重点区域と一部重複するため、野鳥国内57例目の死亡野鳥回収日(2月24 日)の次の日を1日目として、30日目の24 時に解除しました。

2.対応

野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは、引き続き最高レベルとなる「対応レベル3」とし、全国での野鳥の監視強化を継続します。

【参考情報】

環境省は、ホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

連絡先

環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8285
  • 室長川越 久史(内線 6470)
  • 企画官立田 理一郎(内線 6465)
  • 係長福田 真(内線 6670)
  • 担当近藤 千尋(内線 6676)