報道発表資料
1.本イニシアティブの目的
・気候変動に対処する包括的な取組の必要性が切迫する中、クーリング・セクター(冷凍空調部門)での冷媒としてのフルオロカーボンの需要は増加している。このため、使用時の漏えいや廃棄時の大気放出などを含め、ライフサイクル全体を通してフルオロカーボンの排出抑制に取り組むことが重要である。
・フルオロカーボンのライフサイクルマネジメントを促進することで、適正な政策や技術の導入、関連するインフラの整備を通じて、排出量は顕著に削減され、気候変動の緩和やオゾン層破壊への対策につなげることができる。さらに、資源効率性の向上、イノベーションの活性化、持続可能な経済成長と良質な雇用の創出にもつながる。
・本イニシアティブでは、具体的な取組やイノベーションを促進し、政府、民間部門、国際機関とともに、各主体の相互利益のための協働活動を進める。また、フルオロカーボンのライフサイクルマネジメントの強化を支援し、既存の活動や枠組みとも連携する。
2.設立セレモニーの概要
・日時 令和元年12月10日(火)
・場所 COP25 ジャパンパビリオン(スペイン・マドリード)
・概要 フルオロカーボンのライフサイクルマネジメントに関するイニシアティブの設立セレモニーを開催し,小泉環境大臣が本イニシアティブの立ち上げを宣言しました。
3.本イニシアティブの賛同数(令和2年2月10日時点)
・国・国際機関:11
チリ、フランス、日本、モルディブ、モンゴル、ニュージーランド、シンガポール、ベト
ナム、世界銀行、アジア開発銀行、CCAC(Climate & Clean Air Coalition)
・国内企業・団体:10
アサダ株式会社、ダイキン工業株式会社、パナソニック株式会社、株式会社前川製作所、丸紅株式会社、三井・ケマーズ フロロプロダクツ株式会社、株式会社ローソン、日本フルオロカーボン協会、一般社団法人日本冷凍空調工業会、一般社団法人日本冷凍空調設備工業連合会
4.今後の予定
賛同国・国際機関、賛同企業・団体を広げる活動を行います。また、国際会議を開催し、既存の取組や活動、優良事例を共有するとともに、具体的なプロジェクトの実施につなげていきます。
5.フルオロカーボン・イニシアティブHP
本イニシアティブについては、以下の本HPからも情報発信を行っていく予定です。
https://www.env.go.jp/earth/ozone/fluorocarbon_initiative/fluorocarbon_initiative-J-ver01.html
連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課フロン対策室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8329
- 室長倉谷 英和(内線 6750)
- 室長補佐藤田 祐輔(内線 6751)
- 担当前田 健太郎(内線 7779)
環境省地球環境局国際地球温暖化対策担当参事官室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8330
- 参事官辻原 浩(内線 6772)
- 係長岡野 泰士(内線 6773)