報道発表資料

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2019年07月25日
  • 自然環境

カルタヘナ議定書第4回国別報告書(案)に関する意見募集について

 「生物の多様性に関する条約のバイオセーフティに関するカルタヘナ議定書」第9回締約国会議の決議に基づき、締約国が作成することとされている第4回国別報告書について、案を作成しました。
 本案について、広く国民の皆様からの御意見を伺うため、令和元年7月25日(木)から令和元年8月23日(金)までの間、パブリックコメントを実施します。

1.経緯及び第4回国別報告書の概要について

 遺伝子組換え生物等による生物多様性への影響を防止するため「生物の多様性に関する条約のバイオセーフティに関するカルタヘナ議定書」が2000年1月に採択され、2001年9月に発効しました。我が国は同議定書を2003年11月に締結しました。

 国別報告書は、各締約国がカルタヘナ議定書の規定をどのように実施しているかを報告するものです。2018年に開催された第9回締約国会議において、各締約国は2019年10月1日までに第4回国別報告書を提出することが決定されました。

 国別報告書は、各締約国の取組の進捗状況を議定書の条項に従って、それぞれ質問に回答する形式となっており、以下の項目から構成されています。

・第2条 一般規定

・第5条 医薬品

・第6条 通過及び拡散防止措置の下での利用

・第7~10条 事前の情報に基づく合意(AIA)及び改変された生物(LMOs)の環境への意図的な導入

・第11条 食料若しくは飼料として直接利用し又は加工することを目的とする改変された生物(LMOs-FFP)

     のための手続

・第12条 決定の再検討

・第13条 簡易な手続

・第14条 二国間の、地域的な及び多数国間の協定及び取決め

・第15及び16条 危険性の評価と危険の管理

・第17条 意図的でない国境を越える移動及び緊急措置

・第18条 取扱い、輸送、包装及び表示

・第19条 国内の権限のある当局及び中央連絡先

・第20条 情報の共有及びバイオセーフティに関する情報交換センター(BCH)

・第21条 秘密の情報

・第22条 能力の開発

・第23条 公衆の啓発及び参加

・第24条 非締約国

・第25条 不法な国境を越える移動

・第26条 社会経済上の配慮

・第28条 資金供与の制度及び資金

・第33条 監視及び報告

・責任及び救済に関する名古屋・クアラルンプール補足議定書

・その他の情報

2.意見募集について

 今般、カルタヘナ議定書に関係する外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省及び経済産業省の協力を得て、生物多様性条約事務局に提出する第4回国別報告書の案を環境省でまとめました。

 つきましては、本案について広く国民の皆さまから御意見を募集します。御意見のある方は「3.意見募集要項」に沿って御提出ください。

 本案については、皆さまからいただいた御意見を考慮した上で決定し、御意見の概要とそれについての考え方を取りまとめた上で公表する予定です。

<ご参考①>第4回国別報告書提出様式(英語版):カルタヘナ議定書ホームページ

http://bch.cbd.int/protocol/cpb_natreports.shtml#natrep2

<ご参考②>第3回国別報告書:カルタヘナ議定書ホームページ

(英語)http://bch.cbd.int/database/record.shtml?documentid=109091
(日本語)http://www.biodic.go.jp/bch/bch_1.html

<ご参考③>カルタヘナ議定書、カルタヘナ法(※)

http://www.biodic.go.jp/bch/

※カルタヘナ法:遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ議定書の国内担保法)

3.意見募集要項

(1)意見募集対象

   カルタヘナ議定書第4回国別報告書(案)

(2)資料(第4回国別報告書(案))の入手方法

  ア インターネットによる閲覧

   ・環境省ウェブサイト  https://www.env.go.jp/press/107043.html

   ・電子政府の総合窓口[e-Gov]https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public

  イ 環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室にて配布

  ウ 郵送による送付

    ※郵送を希望される方は、250円切手を添付した返信用角2封筒(郵便番号、住所、氏名、

    「第4回国別報告書」を必ず明記。)を同封の上、下記「(4)意見提出方法」の「ウ 郵送」の

     宛先まで送付してください。

(3)意見募集期間

   令和元年7月25日(木)~令和元年8月23日(金) ※郵送の場合は同日必着

(4)意見提出方法

   下記の【意見提出様式】の様式により、以下に掲げるいずれかの方法で御提出ください。

   なお、電話での意見提出は受け付けておりませんので、御了承ください。

  ア 郵送

    宛先:〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2

    環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室

  イ FAX

    FAX番号:03-3581-7090

  ウ 電子メール

    電子メールアドレス:bch@env.go.jp

    ※メール本文に記載してテキスト形式で送付してください。

    (添付ファイルによる意見提出は受け付けておりませんので、御了承ください。)

【意見提出様式】

[宛先]環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室

[件名]第4回国別報告書

[氏名](企業・団体の場合は、企業・団体名、部署名及び担当者名)

[〒・住所]

[電話番号]

[FAX番号]

[意見]・該当箇所(どの部分についての御意見かがわかるように、項目番号を付すなど、

     該当箇所を明記してください。)

    ・意見内容

    ・理由(可能であれば、根拠となる出典等を添付又は併記してください。)

※御意見は、日本語で御提出ください。

※御提出いただきました御意見については、氏名、住所、電話番号、FAX番号及び電子メールアドレスを

 除き、全て公開される可能性があることを、あらかじめ御承知おきください。

※御意見中に、個人に関する情報であって特定の個人が識別しうる記述がある場合及び法人等の財産権等を

 害するおそれがあると判断される場合には、公表の際に当該箇所を伏せさせていただくことがあります。

※いただいた個人情報につきましては、本件業務のみに利用します。

添付資料

連絡先

環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8344
  • 室長北橋 義明
  • 室長補佐八元 綾
  • 係長岡本 敬子(内線 6683)

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