報道発表資料
1.今回の点検について
2016年度における「地球温暖化対策計画」(平成28年5月13日閣議決定)に掲げられた対策・施策の進捗状況の点検は、同計画に定める進捗管理の方法に基づき実施し、地球温暖化対策推進本部として取りまとめるものです。
2.我が国の2016年度における温室効果ガスの総排出量(速報値)
我が国の温室効果ガスの総排出量は、2016年度速報値で、約13億2,200万トン(二酸化炭素換算)であり、前年度比で0.2%減少、2013年度比で6.2%減少、2005年度比で4.6%減少しました。
2016年度の排出量が前年度の排出量と比べて減少した要因としては、再生可能エネルギーの導入拡大や原発の再稼働等により、エネルギー起源の二酸化炭素排出量が減少したことなどが挙げられます。
3.対策・施策の進捗状況
地球温暖化対策計画に掲げられた各対策・施策について、目標水準や見込み等に照らした実績等は以下のとおりでした。
① 低炭素社会実行計画の実施(業種数:115)
A. |
実績が目標水準を上回る |
46業種 |
B. |
実績が目標水準を下回るが基準年度比/BAU比で削減 |
57業種 |
C. |
実績が目標水準を下回り、かつ、基準年度比/BAU比で増加 |
5業種 |
D. |
データ未集計(新規策定・目標水準変更・集計方法の見直し等) |
5業種 |
E. |
目標未設定 |
2業種 |
② ①以外の対策・施策(対策・施策数:110)
A. |
実績が見込みを上回る |
27件 |
B. |
実績が見込みどおり |
38件 |
C. |
実績が見込みを下回る |
39件 |
D. |
その他(定量的なデータが得られないもの等) |
6件 |
4.今後について
今回の点検を踏まえ、今後、以下の取組などを進めます。
① 地球温暖化対策計画の目標達成に向けては、毎年度の温室効果ガス排出量や今回の点検結果も踏まえ、同計画に掲げられた対策・施策を一層推進していくこと
② 地球温暖化対策画の進捗状況については、毎年度の温室効果ガス排出量や今回の点検結果も踏まえながら、引き続き、厳格な点検を行うこと
③ 地球温暖化対策計画の見直しに当たっては、計画策定時からの状況変化等も踏まえつつ、同計画に定められた目標及び施策について検討を行うこと
(参考)地球温暖化対策推進本部の構成
本部長 :内閣総理大臣
副本部長:内閣官房長官、環境大臣、経済産業大臣
本部員 :他のすべての国務大臣
※ 詳細資料「2016年度における地球温暖化対策計画の進捗状況」は、添付資料を参照ください。
添付資料
- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課低炭素社会推進室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8244)
室長 木野 修宏(内線6740)
室長補佐 鈴木 啓太(内線6738)
担当 渋谷 潤(内線6705)
担当 松本 淳(内線6705)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成29年9月4日
- 2014年度及び2015年度の地球温暖化対策及び施策の進捗状況について