報道発表資料

平成30年3月27日
自然環境
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国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)認定連携事業(第12弾)について

 国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)では、生物多様性の保全に資する活動が各セクターで連携して行われることを促進するため、「にじゅうまるプロジェクト」に登録された事業等の中からUNDB-Jが推奨する連携事業を認定しています。今般、第12弾として22件の連携事業を認定しましたのでお知らせします。
 なお、第12弾より、更に波及効果の高い認定連携事業としていくため、電機・電子4団体 環境戦略連絡会 生物多様性ワーキンググループとにじゅうまるプロジェクトの連携及びいきものにぎわい企業活動コンテストと認定連携事業の連携を開始しました。
 今回の認定により、全国のUNDB-J認定連携事業は133件となりました。UNDB-J認定連携事業については、UNDB-Jのロゴマークがご使用いただけます。また、UNDB-Jとして、生物多様性全国ミーティングにおける表彰、UNDB-Jウェブサイトへの掲載など積極的な広報を行っていきます。

1.UNDB-J認定連携事業(第12弾)について

(1)にじゅうまるプロジェクトから認定した事業について

 「にじゅうまるプロジェクト」の登録事業のほか、UNDB-J構成団体や関係省庁の関連する事業の中から、次の認定基準に沿って総合的に判断し、UNDB-Jにおいて推奨する連携事業を認定します。

 今般、にじゅうまるプロジェクトは電機・電子4団体 環境戦略連絡会 生物多様性ワーキンググループの事例データベースとの連携を開始し、新たに174件のにじゅうまる宣言が生まれました。今回の認定では、その中から選出されたものも含まれています(選出の基準は変わりません。)。今後も、当ケースをモデルとしながら、様々な主体との連携を通じ、にじゅうまる宣言や認定連携事業が広がりを見せ、生物多様性保全の輪が広がっていくことが期待されています。

<にじゅうまるプロジェクトから認定した事業一覧> (事業名50音順)

事業名

団体名

地域

電機

ITを活用した生態系保全活動 日立 ITエコ実験村

株式会社 日立製作所

神奈川

おかやま大野ダルマガエル保全プロジェクト

おかやま大野ダルマガエル保全プロジェクト

岡山

貝殻を活用した里海保全活動~貝殻が海を救う!~

貝殻利用研究会

日本全国

サントリーの愛鳥活動

サントリーホールディングス株式会社

海外、
日本全国

植樹活動やブラザーエコポイント、クリック募金による森林の復元と保全への貢献

ブラザー工業株式会社

愛知

生物多様性〈いのちのつながり〉を守るために、てんのうじどうぶつえんができること、個人ができること

大阪市建設局天王寺動物公園事務所

大阪

生物多様性保全に関する日本製紙連合会行動指針

日本製紙連合会

海外、
日本全国

地下水涵養事業/地下水保全

ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社

熊本

トンボ79大作戦 ~湖東地域のトンボを救え!~

生物多様性 湖東地域ネットワーク

滋賀

ならやまプロジェクト・歴史的風土特別保存地区における里地、里山の再生と活用による景観形成と環境整備事業

奈良・人と自然の会

奈良

ラムサール条約湿地中池見湿地における「ミニ田んぼサポーター事業」

NPO法人中池見ねっと

福井県

六甲山のキノコの多様性を地域に発信

兵庫県立御影高校 環境科学部 生物班

東京、石川、福井、愛知、京都、兵庫、 岡山

わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト

ソニー株式会社

日本全国

※「電機」列に○印を付した事業は、電機・電子4団体のデータベースと、にじゅうまるプロジェクト双方に登録された事業。

(2)いきものにぎわい企業活動コンテストから認定した事業について

 UNDB-Jとして、より多くの優良事業を奨励すること、UNDB-J事業間の連携を促進し愛知目標の達成に貢献すること、この2つの観点に基づき、従来の認定プロセスに加え、「いきものにぎわい企業活動コンテスト」(いきものにぎわい企業活動コンテスト実行委員会主催(国土緑化推進機構、日本アロマ環境協会、水と緑の惑星保全機構、地球環境行動会議(GEA)))の受賞事業をUNDB-J認定連携事業の候補事業とすることとなりました。今般、同内容に基づき、第6回いきものにぎわい企業活動コンテストの受賞事業10件を候補とし選定を行った結果、既に認定連携事業として認定済みの1事業を除く下記9事業が選定されました。

<いきものにぎわい企業活動コンテストから認定した事業一覧> (事業名50音順)

事業名

団体名

地域

工場の端材を有効活用した 琵琶湖の生物多様性保全活動

積水化学工業株式会社 滋賀栗東工場

滋賀

毛原の森づくり活動「宝の山づくり」-京都モデルフォレスト運動

エスペック株式会社、エスペックミック株式会社

京都

地域との協働ですすめるリコーえなの森里山保全活動

リコーエレメックス株式会社・恵那事業所

岐阜

「くじゅう坊ガツル湿原」一帯における「野焼き」等の環境保全活動

一般財団法人九電みらい財団

大分

マルイファミリー溝口とノクティプラザの共創「屋上緑化で地域と絆づくり」

株式会社丸井グループ マルイファミリー溝口、みぞのくち新都市株式会社 ノクティプラザ

神奈川

椀子(マリコ)ヴィンヤード生態系調査・植生再生活動

キリン株式会社

長野

森林復元と地域活性の両立をめざした砂漠緑化活動~バケツリレーで未来へつなげる~

日立建機株式会社

中国

和歌山県みなべ町におけるアカウミガメの卵と子ガメを守る活動

ライオン株式会社 大阪工場

和歌山

東京湾UMIプロジェクト・アマモ場再生活動

株式会社高千穂

神奈川

3.認定の基準

(1)多様な主体の連携

  • 複数のセクターが連携・協働している
  • 地域における連携・協働を促進する効果が期待される(地域における活動計画の策定など)
  • セクターにおける連携・協働を促進する効果が期待される(業界団体における行動指針の策定など)

(2)取組の重要性

  • 生物多様性の保全及び持続可能な利用に対して具体的な効果が期待される
  • 関連する活動の推進を支援する効果が期待される(他の活動への支援や表彰等)
  • 事業を継続実施できる仕組みが整備されている(事業者の事業活動に組み込まれている等)

(3)取組の広報の効果

  • 参加者や支援者の増加により事業効果のさらなる向上が期待される
  • 他の地域でも同様の活動が行われるようになることが期待される
  • 活動に先進性があり、新たな取組を誘発する波及効果が期待される

4.ロゴマークの使用

 UNDB-J認定連携事業は、UNDB-Jのロゴマークの近くに補足表示を行うことによりロゴマークを使用できます。

UNDB-Jのロゴマーク

5.広報

 UNDB-Jが実施する生物多様性全国ミーティングにおける認定団体の表彰、UNDB-Jのウェブサイトへの掲載等、積極的な広報を行っています。

【参考】

○にじゅうまるプロジェクト

 「にじゅうまるプロジェクト」は、市民団体・企業・自治体などが、自分たちのできることで愛知目標への貢献を宣言(にじゅうまる宣言)し、登録していく取組です。2020年までに2020宣言を目標に、取組を進めています(平成29年8月31日時点で491宣言)。宣言フォーム(記入時間10分程度)を記入し、事務局に送付するだけでどなたでも宣言できますので、ぜひ専用ウェブサイトをご覧ください。また、「にじゅうまるプロジェクト」に登録することで、UNDB-Jより連携事業の認定を受けられる可能性があります。

(ウェブサイト)http://bd20.jp/

○電機・電子4団体 環境戦略連絡会 生物多様性ワーキンググループ

 電機・電子4団体(JEMA:一般社団法人日本電機工業会、JEITA:一般社団法人電子情報技術産業協会、CIAJ:一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会、JBMIA:一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会)は、生物多様性保全の推進支援を目的として、2011年5月に生物多様性ワーキンググループを発足しました。同グループでは、電機・電子業界における生物多様性保全活動を促進するために、会員企業における活動について事例データベースとして公開しています。

○国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)

 2011年から2020年までの10年間は、国連の定めた「国連生物多様性の10年」です。生物多様性条約第10回締約国会議(2010.10愛知県名古屋市)で採択された、新たな世界目標である「愛知目標」の達成に貢献するため、国際社会のあらゆるセクターが連携して生物多様性の問題に取り組むこととされています。

 これを受け、愛知目標の達成を目指し、国内のあらゆるセクターの参画と連携を促進し、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取組を推進するため、「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)が2011年9月に設立されました。

 環境省はUNDB-Jの事務局を務めています。

 (ウェブサイト)http://undb.jp/

 (Facebookページ)https://www.facebook.com/UNDBJ

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性主流化室
代表   03-3581-3351
直通   03-5521-9108
室長   長田 啓  (内6661)
室長補佐 尼子 直輝 (内6481)
室長補佐 西田 将人 (内6662)
担当   野口 智彬 (内6490)

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