報道発表資料

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2017年12月15日
  • 自然環境

国際サンゴ礁年2018に関する取組及びオープニングシンポジウムの開催について

 国際サンゴ礁イニシアチブ(ICRI)が、2018年を3回目の「国際サンゴ礁年」に指定したことを受けて、国内でも、サンゴ礁の素晴らしさや大切さを多くの人に知って頂き、一人一人ができることを考え行動して頂くため、幅広く多様な主体に対し、国際サンゴ礁年2018への参画を呼びかけます。また、国際サンゴ礁年2018のオープニングシンポジウムを1月28日に開催いたします。多くの皆様の参加をお待ちしています。

[2024年3月1日 追記] 文中でご案内している「https://mainichimediacafe.jp」(毎日メディアカフェ)は毎日新聞社による運営が終了しております。「https://mainichimediacafe.jp」に関連するウェブサイトは、令和6年現在、毎日新聞社・環境省とは一切関係ありません。

 サンゴ礁生態系保全の国際協力の枠組みである国際サンゴ礁イニシアチブ(ICRI)が、2018年を3回目の「国際サンゴ礁年」(IYOR: International Year of the Reef)に指定したことを受けて、国内でも、幅広く多様な主体の取組と連携し、国際サンゴ礁年2018を展開します。そのキャッチフレーズは、「つながる、広がる、支えあう」とします。

 

1.国際サンゴ礁年2018とは

 国際サンゴ礁年2018は、サンゴ礁生態系保全の国際協力の枠組みである国際サンゴ礁イニシアチブ(ICRI)※1が、2018年を3回目※2の「国際サンゴ礁年」に指定すると宣言したことに基づき、サンゴ礁生態系の価値やそれを取り巻く脅威について普及啓発し、一人一人の行動を促すための世界規模のキャンペーンであり、各国において、政府・民間・学術団体・市民社会のパートナーシップの向上、効果的な管理戦略の実施、持続可能な管理に関する情報共有等を推進することを奨励していきます。

 国内でも、幅広く多様な主体とのパートナーシップにより、上記の普及啓発や一人一人の行動を促すため、下記の取組を展開します。

 

※1 日米コモンアジェンダを契機として、1994年に日本を含む8ヶ国が開始。現在、37ヶ国・40機関・団体等が参加。事務局は持ち回りで、日本は2014-2016年にタイと共同で事務局を務めました。詳細は以下のウエブサイトで紹介しています。https://www.env.go.jp/nature/biodic/coralreefs/international/icri.html

※2 1回目は1997年、2回目は2008年。2008年時は、国内でも多様な主体の参画を得て推進委員会を設置し、多数のシンポジウムやイベントの開催、イメージキャラクターの選定等、普及啓発を展開しました。

 

2.国際サンゴ礁年2018の取組

 環境省では、11月30日に国際サンゴ礁年2018のキックオフミーティングを関係企業・団体等と行い、国際サンゴ礁年2018活動登録制度、Facebookを通じた情報共有、国際サンゴ礁年2018オフィシャルサポーター制度について進めていくこととしました。

 

(1)国際サンゴ礁年2018活動登録制度

①趣旨

 国際サンゴ礁年2018の趣旨に沿って実施される活動・イベント等を登録し、Facebook等を通じて多くの人に参加を呼びかけるものです。登録された活動については、ロゴマーク、イメージキャラクター、ポスターなどを積極的に活用し、統一感をもって活動を展開し、登録された活動やその報告などは、環境省で記者発表やHP掲載等を積極的に行うこととします。

 ②登録プロセス

・活動登録希望者は、web上の登録様式(https://goo.gl/forms/ljAXLseUJik09uEq1)から必要な情報を送付

・登録ボランティアがソーシャルメディア・コミュニケーションガイドラインに従って判断し、Facebook(https://www.facebook.com/IYOR2018JP/)に掲載

 ※詳細は別紙1をご覧下さい。

 

(2)国際サンゴ礁年2018オフィシャルサポーター制度

①趣旨

 国際サンゴ礁年2018の趣旨に沿って保全や普及啓発の活動、又はその支援を行う企業等を、国際サンゴ礁年オフィシャルサポーターとして環境省が任命し、多様な関係者が連携した取組を推進するものです。オフィシャルサポーター企業は、広報誌やポスター、HP等、様々な媒体でロゴマークを使用いただき、国際サンゴ礁年の知名度向上とサンゴ礁保全の機運の醸成を図ることとします。また、オフィシャルサポーター企業の取組については、環境省ホームページ等を通じ積極的な広報を行います。

 

②サポーターへの提案及び任命・締結プロセス

 サンゴ礁保全に係る取組案を作成し平成30年1月12日までに環境省(ICRIJP@env.go.jp)に提案した企業等については、平成30年1月28日の国際サンゴ礁年2018オープニングシンポジウムにて、環境省により、サポーター企業に対し任命式を実施する予定です。なお、その後も随時(平成30年中)提案は可能とします。

 ※詳細は別紙2をご覧下さい。

 

(3)国際サンゴ礁年2018アンバサダー

 国際サンゴ礁年2018アンバサダーに、さかなクンを任命します。さかなクンには、サンゴ礁の素晴らしさや大切さについて皆様に分かり易く伝える役割を担ってもらう予定です。

 

(4)ロゴマーク及びポスター

 国際サンゴ礁年2018では、様々な媒体で以下のロゴマーク(国際サンゴ礁イニシアチブ(ICRI)作成)を使用いただき、国際サンゴ礁年の知名度向上とサンゴ礁保全の機運の醸成を図ることとします。なお、このロゴマークは誰でも使用できますが、使用した際には、国際サンゴ礁イニシアチブ(ICRI)又は環境省に使用実績を報告することが期待されています。

 

 また、下記のポスター(環境省作成)も併せて関連イベント等で積極的に活用していく予定です。

 

 

 

(5)国際サンゴ礁年イメージキャラクター

国際サンゴ礁年2008の際に、国際サンゴ礁年イメージキャラクターとして、礁太くんと友達キャラクターを活用しました。国際サンゴ礁年2018でも、様々な媒体で以下のキャラクターを使用し、国際サンゴ礁年の知名度向上とサンゴ礁保全の機運の醸成を図ることとします。なお、キャラクターの権利は環境省に帰属するため、使用しようとする際には、事前に環境省自然環境計画課まで連絡を頂き、使用の可否を確認願います。

 

 

 

3.国際サンゴ礁年2018オープニングシンポジウムの開催

来年1月28日には、国際サンゴ礁年2018アンバサダーとなるさかなクンも参加して、サンゴ礁の重要性や危機の状況について専門家が語り合うとともに、サンゴ礁を守るために私たちにできることについて皆様と一緒に考えるべく、東京で、国際サンゴ礁年2018オープニングシンポジウムを以下の要領で開催します。

 

(1)日時:平成30年1月28日(日)13:00~16:20

(2)場所:明治大学リバティタワー 1Fホール(東京都千代田区神田駿河台1-1)

(3)主催:環境省

(4)共催:毎日新聞社

(5)定員:300名程度(要事前申込み)

(6)プログラム(案)

○特別講演「サンゴ礁生態系と共生する社会の実現」

琉球大学名誉教授 土屋誠氏

○国際サンゴ礁年2018の説明 環境省

○国際サンゴ礁年オフィシャルサポーター任命式

○国際サンゴ礁年2018アンバサダー任命式

○さかなクン&土屋名誉教授のトークショー

○パネルディスカッション 参加者調整中

(7)参加申込み

 下記「国際サンゴ礁年シンポジウム事務局」までお申し込み下さい。

※締切はありませんが、お申し込みが定員になり次第、募集を締め切らせて頂きますので、予め御了承下さい。

※「国際サンゴ礁年2018シンポジウム事務局」

ホームページURL:

https://mainichimediacafe.jp/eventcal/list/?d=20180128

※ 当日の取材は自由(事前登録不要。受付で取材である旨をお伝え下さい。取材用に10席程度を準備します。)

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8274
課長        奥田 直久
保全再生調整官   岡野 隆宏
サンゴ礁保全専門官 大澤 隆文
 

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