報道発表資料

平成29年7月11日
大気環境
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アスベストモニタリングマニュアルの改訂について

 大気中におけるアスベスト濃度の測定方法について、技術的指針である「アスベストモニタリングマニュアル」(以下「マニュアル」という。)の改訂を行いましたのでお知らせします。
 今回の改訂では、解体現場等からのアスベストの漏えいの有無を確認する迅速な測定方法として、位相差/偏光顕微鏡法等の分析方法を位置付けることとしました。

1.背景・経緯

 本マニュアルは、環境大気中のアスベスト濃度を測定する上の技術的指針として昭和60年3月に作成し、平成5年12月、平成19年5月及び平成22年6月に改訂を行いました。

 従来のアスベストのモニタリング方法では、我が国において使用されていた石綿の大部分がクリソタイルであったことから、位相差顕微鏡法で総繊維数を計数した後、生物顕微鏡法でクリソタイルを除いた繊維数を計数し、両者の差を求めることによって石綿繊維数を測定していました。

 しかし、石綿製品の製造等の禁止により、アスベストの発生源としての石綿製品製造工場は全て廃止され、その後はクリソタイル以外のアスベスト繊維が使用されている可能性もある建築物等の解体現場等が主な発生源となることから、平成22年6月の改訂時に、クリソタイルを中心とする従来の測定方法を見直し、位相差顕微鏡法により総繊維の計数を行った後、比較的濃度が高い場合には分析走査電子顕微鏡法(A-SEM法)で確認を行うこととしました。また、解体現場等は早いものではその工期が数時間で終わってしまうものもあり、飛散防止のための迅速な測定が必要とされていることから、解体現場において迅速に測定ができる方法を参考資料として紹介しました。

 今回の改訂においては、解体現場等からアスベストの漏えいの有無を確認する迅速な測定方法として、従来、参考資料としてマニュアルで紹介していた位相差/偏光顕微鏡法等の測定方法の位置付けを見直し、マニュアルの改訂を行いました。

2.改訂の要点

(1)「発生源近傍及び集じん・排気装置排出口等における漏えい監視・管理のための測定方法」に、アスベスト迅速測定法として、位相差/偏光顕微鏡法及び位相差/蛍光顕微鏡法を位置付けました。

(2)「発生源近傍及び集じん・排気装置排出口等における漏えい監視・管理のための測定方法」に、自動測定器によるリアルタイム測定として、粉じん相対濃度計、パーティクルカウンター、繊維状粒子自動測定器による測定を位置付けました。

3.今後の予定

 今後、さらなる知見の集積や技術の向上に向けて、得られた測定結果の評価等も含め引き続き検討することとしています。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局大気環境課
直通:03-5521-8293、代表:03-3581-3351
課長   髙澤
課長補佐 廣田(内線6533)
担当   五十嵐(内線6536)

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