報道発表資料

この記事を印刷
2016年03月22日
  • 自然環境

ユネスコエコパークへの拡張登録について~第28回人間と生物圏(MAB)計画国際調整理事会での審議結果~(お知らせ)

 ユネスコが実施する生物圏保存地域*(国内呼称:ユネスコエコパーク)に関して、我が国からユネスコに推薦していた「白山」(富山県・石川県・福井県・岐阜県)、「大台ヶ原・大峯山・大杉谷」(奈良県、三重県)及び「屋久島・口永良部島」(鹿児島県)の拡張登録**について、ペルーで開催された第28回人間と生物圏(MAB)計画国際調整理事会において3月19日(土)に審議が行われ、拡張登録することが決定されました。

* 英名:Biosphere Reserves(BR)
**「拡張登録」とは、1995(平成7)年にユネスコエコパークの機能として、「経済と社会の発展」が追加されたため、それ以前に登録されたユネスコエコパークについて、その機能を果たす「移行地域」を追加するもの。
〈文部科学省・農林水産省 同時発表〉

1 ユネスコエコパークの概要

 生物圏保存地域(国内呼称:ユネスコエコパーク)は、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会との共生)を目的として、1976(昭和51)年にユネスコが開始した事業で、登録は各国からの推薦を受けて、ユネスコ人間と生物圏(MAB)国際調整理事会が審議・決定することになっています。

 登録総数は120か国、651地域(2015(平成27)年8月現在)で、我が国では、「志賀高原」、「白山」、「屋久島」、「大台ヶ原・大峯山」、「綾」、「只見」及び「南アルプス」の7地域が登録されています。

英名はBiosphere Reserves (BR)

2 登録決定地域

・白山(石川県、岐阜県、富山県、福井県)

・大台ヶ原・大峯山・大杉谷(奈良県、三重県)

・屋久島・口永良部島(鹿児島県)

※いずれも拡張登録

3 拡張登録に関するこれまでの経緯

・2015年(平成27年)8月:日本ユネスコ国内委員会第33回MAB計画分科会において推薦を決定

・2015年(平成27年)9月:日本ユネスコ国内委員会からユネスコ代表部を通じて推薦書をユネスコに提出

・2016年(平成28年)3月:ユネスコMAB計画国際調整理事会において拡張登録を決定

4 環境省の関わり

 推薦決定地域については、いずれも環境省が主管する国立公園が核心地域及び緩衝地域の保護担保措置として位置づけられており、申請に際しては関係市町村への助言等を行っています。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8274
課長  鳥居 敏男  (6430)
専門官 松永 曉道  (6491)
環境専門員 長澤 綾  (6438)

関連情報

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。