報道発表資料

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2016年01月22日
  • 水・土壌

(お知らせ)避難区域等における沢水モニタリングの測定結果について(平成27年10月~平成27年12月採取分)

環境省では、避難区域等において、平成24年12月より、住民が飲用する沢水のモニタリングを実施しているところです。  今般、平成27年10月~12月の測定結果について取りまとめましたので、公表します。

1.調査概要

(1)調査対象

 福島県内の避難区域等のうち、要望のあった9市町村(飯舘村、大熊町、葛尾村、川内村、川俣町、田村市、浪江町、楢葉町、広野町)において住民が飲用する沢水です。

(2)調査内容

 調査対象152箇所の沢水を採水し、放射性物質濃度(放射性セシウム(Cs-134、Cs-137))の測定を実施しました。

2.結果概要

 調査箇所のうち、平成27年10月~12月に採取を行った180検体を検査したところ飯舘村の1検体で放射性セシウムが検出(Cs-134:不検出、Cs-137:1.2Bq/L)されましたが、その他の地点、検体では不検出(検出下限値:1Bq/L)でした。

 なお、放射性セシウムの検出が見られた検体について、孔径1µmのガラス繊維ろ紙によりろ過し、再度測定した結果、放射性セシウムは不検出(検出下限値:1Bq/L)でした。

<参考1>

・食品衛生法に基づく食品、添加物等の規格基準(飲料水)(平成24年3月15日厚生労働省告示第130号)

放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/L

・水道水中の放射性物質に係る目標値(水道施設の管理目標値)(平成24年3月5日付け健水発0305第1号厚生労働省健康局水道課長通知)

放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/L

<参考2>

     

      〇採水地点の例(浪江町)              〇採水地点の例(飯舘村)

<参考3>

前回公表(平成27年10月30日)した沢水モニタリング測定結果の概要

・平成27年7月~9月における調査箇所は、135箇所。

・期間中に採取した184検体のうち、1検体で放射性セシウムを検出(Cs-134:不検出、Cs-137:1.2Bq/L)、その他はすべて不検出。

3.その他

 市町村ごとの測定結果については、下記ホームページ上にも掲載しています。

https://www.env.go.jp/jishin/monitoring/results_r-mr.html

添付資料

連絡先
環境省除染チーム
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-9260
参事官:是澤 裕二(7501)
参事官補佐:森谷 直子(7519)
担当:髙野 隼一(7537)
担当:鈴木 貴晃(7532)

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