報道発表資料

平成27年2月17日
自然環境
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崎山湾自然環境保全地域の区域の拡張及び保全計画の変更について(お知らせ)

平成27年2月17日に、国内唯一の海域の自然環境保全地域である崎山湾自然環境保全地域(指定:昭和58年)の区域を拡張し、名称を「崎山湾・網取湾自然環境保全地域」に変更しました。なお、自然環境保全地域の指定又は区域の拡張は平成4年の白神山地の指定以来23年ぶりです。

1.崎山湾自然環境保全地域の区域の拡張及び保全計画の変更の概要

(1)区域の拡張

・拡張前の崎山湾内128haの区域から、崎山湾、網取湾及び両湾周辺の海域1,077.1haへと区域を拡張し、名称を崎山湾・網取湾自然環境保全地域に変更する。(添付資料のとおり)

・崎山自然環境保全地域の区域の拡張により、自然環境保全地域等の指定面積は、原生自然環境保全地域として5地域(5,631ha)、自然環境保全地域として10地域(2万2,542ha)となりました。

(2)保全計画の変更

・拡張後の全区域を海域特別地区に指定。

・採捕等を規制する動植物種として、36科/327種を指定(変更前8科/3属/9種)。

2.自然環境の概要

・沖縄県竹富町の西表島西部の海域を区域とする崎山湾・網取湾自然環境保全地域は、亜熱帯に属し、黒潮の影響を受けて海水温が高く、又、人為の影響が少ない自然性の高い清澄な海域となっています。

・崎山湾では、ミドリイシ類やコモンサンゴ類等からなるサンゴ群集が発達し、また、網取湾では湾内の環境変化に応じた多様なサンゴ群集が存在し、水深の深い場所には、西表島の固有種であるアミトリセンベイサンゴの大規模な群集やトゲサンゴ・ヒメエダセンベイサンゴ群集等が確認されています。

・両湾とも水深の浅い場所等には、ウミショウブ等の海草藻場が広がり、流入河川の河口周辺干潟では、魚類、貝類、甲殻類の貴重な種が確認されています。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
平成27年2月17日(火)     
代  表:03-3581-3351)
(直  通:03-5521-8343)
課  長:鳥居 敏男(内線6430)
課長補佐:野木 宏祐(内線6439) 
係  長:田畑慎之介(内線6499)
係  員:野玉 悠葵(内線6436)

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