報道発表資料

平成27年2月9日
自然環境
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希少種とノネコ・ノラネコシンポジウムの開催について(お知らせ)

ノネコ等が希少種に与える悪影響を広く啓発するとともに、今後の希少種保全のためのノネコ対策について議論するため、環境省主催によるシンポジウムを開催します。

1.背景と目的

北海道の天売島、東京都の伊豆・小笠原諸島、鹿児島県の奄美大島・徳之島、沖縄県のやんばる地域等、希少種が生息する複数の地域において、ノネコ等による捕食などが希少種の生息に大きな影響を及ぼしています。

各地域においてネコの適正飼養のための条例を制定する等、ノネコ等を発生・増加させないための種々の取組がなされてきていますが、既に野外に生息するネコについては、捕獲後に順化、譲渡等をする場合に時間、経費、労力を要すること等から、対策が進展していない地域があります。

今回のシンポジウムでは、ノネコ等が希少種の生息に大きな影響を及ぼしている事例等を広く周知し、希少種保全におけるノネコ等の対策の必要性について共通の認識を深めます。さらに、今まで各地行われてきた取組の限界、課題等を踏まえ、多様な主体との連携・協力に留意しつつ、今後の取組などについて議論します。

2.内容

(1)基調講演① 「奄美大島・徳之島における希少種アマミノクロウサギへのノネコ、ノラネコの影響」

 山田文雄 森林総合研究所 特任研究員

(2)基調講演② 「希少種生息地におけるネコ対策 ~沖縄の事例を中心に~」

 長嶺隆 NPO法人どうぶつたちの病院沖縄 理事長

(3)パネルディスカッション 

「希少種を保全していくためのノネコ、ノラネコ対策」

 コーディネーター:石井信夫 東京女子大学 教授

 パネリスト:山田文雄 森林総合研究所 特任研究員

       長嶺隆  NPO法人どうぶつたちの病院沖縄 理事長

       香取章子 フリージャーナリスト

       安田直人 環境省希少種保全推進室 室長

3.主催・共催・後援

(1)主催 環境省

(2)共催 一般社団法人日本哺乳類学会

(3)後援 公益財団法人日本動物愛護協会、公益社団法人日本動物福祉協会、公益社団法人日本愛玩動物協会、公益社団法人日本獣医師会、公益社団法人日本動物病院協会

4.開催日時及び開催場所

 (1)東京会場

日時:平成27年3月1日(日)13:00~16:00

場所:一橋大学一橋講堂中会議場

(2)大阪会場

日時:平成27年3月8日(日)13:00~16:00

場所:花博記念ホール「陳列館ホール」

5.取材について

 取材希望の方は、下記によりメールまたはFAXにてお申込みください。シンポジウムの取材にあたっては担当者の指示に従ってくださいますようお願いします。なお、一般傍聴については、事前申し込み不要です。

(1)件名に「希少種とノネコ・ノラネコシンポジウム取材希望」と明記してください。

(2)取材を希望する会場名、報道機関名、取材形態(記事取材、写真取材、ムービー取材)、氏名(フリガナ)、電話番号、電子メールアドレス又はFAX番号を記載してください。

(3)申込受付は、東京会場については平成27年2月23日(月)17:00(必着)、大阪会場については平成27年3月2日(月)17:00(必着)までとします。

(4)こちらからの返信を取材可能通知書といたします。当日は取材可能通知書を印刷の上、御本人確認できるものと合せて必ずお持ちください。

(5)取材申込先

 環境省 自然環境局 野生生物課 希少種保全推進室

 電子メール:shizen-kishoshu@env.go.jp FAX:03-3581-7090

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室
直  通:03-5521-8353
代  表:03-3581-3351
室  長:安田 直人(6687)
室長補佐:笹渕 紘平(6464)
担  当:三宅 悠介(6687)

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