(画像)知床岳登山

憧れの頂へ知床岳登山。知床半島先端部地区に大きく構える知床岳。
その峰へ至る道はない。憧れの頂を踏むには自己の判断力が大きく問われる。

硫黄山から北東の内陸山岳部の登山利用。踏み跡がほとんど判別できない背丈以上のハイマツの中を長時間藪こぎする体力と地図からルートを判断できる読図能力が必要道なき遥かな頂・・だからこそ価値がある
  • たき火はやめよう。たき火は原則禁止です。山でのたき火は環境への負荷が大きい。
  • ルート工作はやめよう。新たに刈り分けを作ったり、ピンクテープを残置しないようにしましょう。
  • フィールドに出る心構え。自分責任で行動する。安全は保証されていません。事故が起きれば大勢の人に迷惑がかかります。
  • フィールドに出る心構え。漁師さんに迷惑をかけない。海岸の多くは昆布干し場。漁業の仕事の邪魔にならないように気をつけよう!
フィールドに出る心構え。知床沼に野営するのは禁止です。知床沼周辺は湿原です。脆弱な植生を荒らさないために、知床沼周辺での野営は行わないでください。知床岳を目指す人全員のルールです。

登山道が無い山

[地図] 知床半島。ポロモイ台地は平坦で目印のないハイマツ帯。知床沼から先はハイマツとササのヤブ漕ぎと、足場の脆い細い稜線歩き。エゾシカ等の獣道を登山道と思い込む人が多い。

知床でよく知られる羅臼岳などと異なり、知床半島先端部の山には登山口はもちろん、山頂へ至る道もなく、一般に見られる「登山地図」も販売されていません。利用できるのは、等高線が記載された2万5千分の1地形図です。

入山に際しては、計画書を最寄りの警察署に届け出て、相泊にある入林箱に日程や緊急連絡先を記入してから行きましょう。

知床沼周辺は野営禁止です。

知床岳登山の行程で、やむを得ず知床沼付近に野営する場合は、ロープ囲いのある区域を利用してください。
(知床沼付近の野営指定区域の写真)
  • 区域は4人用テント3〜4張程度。
  • 周囲は湿原の脆弱な環境であるため踏みつけ等をしないこと。
  • ロープの外で幕営、調理等をおこなわないこと。

ルールが守られず、ロープ外側の植生へのダメージが認められた場合、ロープ内も含めて知床沼周辺を完全野営禁止となります。ルールは厳守してください。

崩壊地

年々崩壊している急斜面。滑りやすく脆いため注意が必要。

笹藪、ハイマツ帯、湿地帯

背丈より高い藪の中では、まったく方向がわからない。6月ごろは残雪で道迷いすることもある。

ルートがないだけでなく、快適性もまったく保証されていません。枝に引っかかって服が破れたり、顔や足に打撲や傷を負う、ザックの脇に差していたストックや水筒を紛失するなどもあります。

  • 崩壊地
  • ハイマツ帯
  • 笹ヤブ
  • 湿地帯

こんな悲惨なことにならないように・・・

登山とヒグマのこと QアンドA

山の中でヒグマに襲われたくないのですが、どうしたらいいですか?
事故の原因のほとんどは、互いに気付かず至近距離で鉢合わせして、驚いたヒグマが自らを守るために攻撃行動に出てしまうことによります。視界のきかない藪の中や水音がうるさい沢沿いでは、頻繁に声を出したり、ホイッスルを吹いたりして、人がいることを知らせてあげれば、ヒグマの方で避けてくれます。夜間や霧の中で行動するのも視界がきかず危険です。

リンク:先端部地区でのヒグマ対策

深刻な事故の原因になるのが、人の食物に餌付いたヒグマです。知床のヒグマは人を恐れません。テントがあれば近寄ってこないと思うのは大間違い、いい匂いをプンプンさせるのは厳禁です。野営の時には食料や生ゴミをフードコンテナで厳重に保管して、とられないようにしましょう。

リンク:ヒグマ対策アイテム

  • 人もヒグマも互いに見えない
  • フードコンテナは必需品

他にも質問たくさん!FAQ

ここで情報を得てから出発!

知床の2つの施設で、知床半島先端部の近況や危険箇所の情報、注意事項の提供のほか、ヒグマ対策アイテムのレンタルを行っています。準備が整ったら、出発前に必ず立ち寄って、近況をよく調べてから行きましょう。