自然環境・生物多様性

令和6年度国立公園等資源整備事業費補助金 (国立公園利用促進事業及び国立公園核心地利用施設上質化事業)

 この度、「令和6年度国立公園等資源整備事業費補助金(国立公園利用促進事業及び国立公園核心地利用施設上質化事業)」の公募を開始することになりましたので、お知らせします。
 
 
1.事業の概要
 この補助金は、国立公園の利用促進を図るためのデジタル展示の整備及び国立公園の優れた自然景観を眺望する利用施設の上質化を図るための再整備に係る経費の一部を補助することにより、受入れ環境の整備を進め、滞在時間の延長やリピーターの増加を促進することで、インバウンド拡大による地域経済の持続可能な発展に寄与することを目的とする。
 
2.公募期間
 令和6年4月22日(月)から 5月21日(火)まで
 
3.事業内容
(1)事業内容
 ①国立公園利用促進事業
  国立公園の利用拠点施設におけるデジタル展示の整備に関する経費の一部を補助するもの(施設運営において、ツアー案内、アクティビティ予約機能等イン
 バウンドへのサービス向上を図る計画があるものに限る)。
 
 ②国立公園核心地利用施設上質化事業
  国立公園の優れた自然景観(特別保護地区、第1種特別地域、海域公園地区)を眺望できる位置にある利用施設の再整備に関する経費を一部補助するもの(ただし、普通地域に位置する施設は対象外とする)。
  対象とする整備内容は、多言語サインに加え、必要に応じWi-Fi、トイレ洋式化、キャッシュレス対応等を前提とした外装、内装、設備等の改修に関する
 ものとする。

(2)補助対象者
 地方公共団体(都道府県、市町村)
 ※市町村への補助の場合は、都道府県を介しての間接補助となります。
 
(3)補助率
 1/2

4.応募方法
 本事業へ応募する場合には、応募様式等をダウンロードし必要事項を記載の上、5.「問合せ先・提出先」のとおり提出すること。なお、事業主体が市町村となる場合は、都道府県にて市町村の応募内容を取りまとめの上、都道府県より提出すること。補助事業者の選定に際し、以下の【審査のポイント】に示す項目に合致することを必須とする。また、加点要素は下表のとおり。
【審査のポイント】
1)適正性
・国際観光旅客税の使途を理解し、事業の目的が受益と負担の関係から負担者の理解を得られるものであること。
・事業の実施目的、性格等を十分理解したものであること。
2)有効性
・補助事業により得られた成果物の効用が発揮され、外国人旅行者の地域での体験滞在の満足の向上につながること。
 
表.加点要素
項目 内容
1.環境省主要施策との関連 国立公園のブランドプロミスに合致し、以下のいずれかのブランディング活動と関連する事業であること。

 ①自然・生活・文化・歴史を把握し、物語(ストーリー)を明らかにし、保護と利用の方針を定め、行動計
  画を作成します。
 ②地域のコーディネーターとして、地域の多様な主体と一体となって公園管理や魅力の発信に取り組みます。 
 ③自然の風景や野生生物、生態系を保護・再生します。
 ④利用のルール、限定体験、利用者負担等に取り組み、公正な利用とその対価が保護に再投資される仕組み
  をつくります。
 ⑤脱炭素化や地産地消などに取り組み、持続可能な地域づくりに貢献します。
 ⑥物語(ストーリー)に沿った魅力的な自然体験コンテンツと体験コースをつくります。
 ⑦集団施設地区・温泉街等の利用拠点の魅力向上を図ります。
 ⑧魅力的な利用施設の整備・管理を進めます。
 ⑨統一したメッセージ、デザインを活用し、国立公園に関する情報を広く発信し、理解拡大に努めます。
※国立公園のブランドプロミスの決定について
https://www.env.go.jp/press/press_01679.html
2.活動の広範性 ・全国的にモデルとなるようなものであること。

 
3.地域への波及効果 ・地域の特性を活かして高い付加価値を創出し、雇用の創出や地域の経済成長を牽引する事業であること
 
 
5.問合せ先・提出先
本公募に関するお問合せ先及び提出先は以下のとおり。
 
環境省 自然環境局 自然環境整備課 施設第一係
担当:永緑、岸川
TEL:03-5521-8281
EMAIL:shizen-seibi @ env.go.jp
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