「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトの概要

 私たちの暮らしは、自然からの恵みに支えられています。きれいな空気、豊かな水、食料や資材をはじめ、自然が持つ防災・減災機能、自然の上に成り立つ生活文化やレクリエーションなど、その種類は数えきれないほどです。

 こうした自然を象徴するのが「森」「里」「川」「海」です。これらは本来、互いにつながり、影響し合っています。しかし行き過ぎた開発や、利用・管理の不足などによって、そのつながりが絶たれたり、それぞれの質が下がってしまったりしています。この傾向は、気候変動が進むことによっても拍車がかかります。日本の人口が減り、高齢化も進む中、私たちはどうやって森里川海を管理し、地方を創世していけるでしょうか。

 このような現状を受け、環境省は平成26年12月に「つなげよう、支えよう森里川海」と銘打って省内にプロジェクトチームを立ち上げました。森里川海の保全・管理の労力や費用をどう確保するか。近年は、地方公共団体や企業、民間団体での意識の高まり、自発的な取り組みも進みつつあります。このため環境省だけではなく、地方公共団体、有識者、先進的な取り組みを実施している方々と対話や議論を行いながら、森里川海の恵みを将来にわたって享受し、安全で豊かな国づくりを行うための基本的な考え方と対策の方向を取りまとめることとしています。 。

※「つなげよう、支えよう森里川海」という名には、森・里・川・海を保全し、それぞれをつなげるという意味が込められています。つなげるのは自然だけでなく、関わる人たちも含まれています。このプロジェクトは、都市部に住む人たちを含めて国民全体で、「森里川海」の保全とそれに関わる人たちを支えることをめざしています。

プロジェクトチームの概要

組織

 官房長をチーム長として、総合政策局、自然環境局、水・大気環境局及び地球環境局の職員(26名)で構成する。また、有識者をアドバイザーとして置く。

 チーム員は環境事務次官が指名し、アドバイザーはチーム長が委嘱する。

有識者アドバイザー ※五十音順

  • 栗山 浩一(京都大学 農学研究科 教授)
  • 関 健志(公益財団法人日本生態系協会 事務局長)
  • 中貝 宗治(兵庫県豊岡市長)
  • 速水 亨(速水林業 代表)
  • 涌井 史郎(東京都市大学 環境学部 教授) 

活動内容

 有識者を招いた勉強会、自治体との意見交換会、公開シンポジウム等を実施し、森里川海の恵みを将来にわたって享受し、安全で豊かな国づくりを行うための基本的な考え方と対策の方向をとりまとめる。

 ※勉強会や意見交換会については、原則として報道関係者に公開することとしています。

勉強会の概要

環境省では、平成26年12月「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトチームを設置し、勉強会を開催しています。

勉強会スケジュール

公開シンポジウム

 勉強会等での議論を踏まえたとりまとめ案を公表し、多くの国民の皆さまのご意見をいただくとともに、国際生物多様性の日(5/22)に合わせて、「つなげよう、支えよう森里川海」の考え方を広く理解してもらうため、公開シンポジウムを開催しました。

中間とりまとめ

 本とりまとめは、勉強会での議論、多くの方々からのご意見を踏まえたものであり、これらの方々を執筆者に加えてとりまとめたものです。今後、本とりまとめへの賛同者を募り、随時公表していく予定です。

つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト 「森里川海をつなぎ、支えていくために(提言)」

 本提言は、「中間とりまとめ」を受け、プロジェクトを進めていくなかで、さまざまな関係者から出されたご意見等を踏まえ、「中間とりまとめ」を見直し、 有識者や環境省プロジェクトチームなどの執筆者一同によりとりまとめたものです。

森里川海大好き!読本(仮称) ~自然の中で輝く子どもたちを復活させるために~

 つなげよう、支えよう森里川海プロジェクトの一環として、森里川海とのつながりや自然体験の重要性などを大人や子どもたちに分かりやすく伝えていくことを 目的とした「読本」の製作を進めています。なぜ、森里川海のつながりや子どもの自然体験が重要か、人と自然の関わりはどうあるべきかなどを分かりやすくまとめた冊子を作成し、 子どもの自然体験を充実させる一助とすることを目指します。