保健・化学物質対策

東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議 | 第14回議事録

日時

平成26年12月18日(木)

場所

中央合同庁舎第4号館共用会議室(12階1214特別会議室)

議事次第

  1. 1.開会
  2. 2.議事
    1. (1)中間取りまとめについて
  3. 3.閉会

                                      午後6時30分 開会

○得津参事官 本日は、お忙しい中をお集まりいただきまして、ありがとうございます。定刻になりましたので、ただいまから第14回東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議を開催いたします。まず、本日の出欠状況でございますけれども、荒井委員、石川委員、大久保委員、清水委員、本間委員より、事前にご欠席との連絡をいただいております。続きまして、議事開始に先立ちまして、本会議の議事の公開についてご説明を申し上げます。前回まで傍聴席を設けておりましたけれども、前回、前々回の会議において、議事を中断する状況が生じましたので、本日の専門家会議では傍聴席を設けないことといたしました。なお、動画配信による議事の公開は行っておりますので、よろしくお願いいたします。続きまして、通常であれば、副大臣、あるいは政務官からご挨拶を申し上げるところでございますけれども、本日は用務により不在となっておりますので、かわって部長の北島より一言申し上げます。

○北島環境保健部長 皆様こんばんは。本日は、年末の大変お忙しい中、そして遅い時間からの開催にもかかわらずご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。また、先生方におかれましては、前回のご意見以降、いろいろな作業にご協力をいただきましたことに深く感謝を申し上げます。本日が第14回目の会議となりますが、これまでの13回にわたる会議によりまして、かなりたくさんのご意見が出そろってまいったところでございます。約1年あまりの長期にわたりまして、熱心なご議論をいただきましたことを深く感謝申し上げます。今回用意させていただきました配付資料につきましては、一定集約に向けまして、前回の会議でいただきましたご意見にできるだけ絞って修正をさせていただいております。今回は、中間的な取りまとめということでご議論をいただいておりますが、この専門家会議のご意見を踏まえまして、新年度に向けて、できるだけ早く新たな施策を講じられるよう準備をしてまいりたいと考えておりますので、本日は、取りまとめに向け、ご意見の集約をお願いしたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

○得津参事官 続きまして、資料の確認のほうに移りたいと思いますけれども、お手元に、議事次第の配付資料の一覧がございます。本日配付しておりますのは、中間取りまとめ(案)と参考資料で、開催要綱のほうお配りしております。過不足等はないでしょうか。もしありましたら、事務局のほうにお知らせいただきたいと思います。それでは、以降の進行につきまして、座長のほうにお願いいたします。

○長瀧座長 それでは、第14回の専門家会議を始めますが、本日の議題は、中間取りまとめについてであります。資料は1でございますが、前回の専門家会議でいただいたご意見に基づいて作業を行ってもらったものであります。まず、前回の会議の資料からの修正の方針につきまして、事務局からご説明をお願いしたいと思います。

○廣瀬参事官補佐 事務局でございます。先ほどの部長の挨拶にもありましたとおり、前回の専門家会議での委員の先生方のご意見に基づく修正に絞りまして、この度の資料をご用意いたしました。具体的には四つほどございまして、1点目は、当然ですが、ご発言に基づく修正、2点目が、全体のロジックを整理するための修正、3点目が、これも前回ご案内をいたしましたけれども、UNSCEAR報告書の推計の不確かさに関する記載を平易な表現にするための修正、4点目が、データの時点修正ですとか、あと、てにをは・事実誤認といった単純修正、この四つでございます。以上です。

○長瀧座長 どうもありがとうございました。それでは、これから資料1、中間取りまとめにつきまして、前回からの変更点の確認ということに移ります。各委員におかれましては、前回の会議でのご指摘が反映されているかどうかという観点でご議論をいただきたいと思います。もし反映されていなければ、具体的な変更案についてご提案をいただきたいと思います。では、資料の1を二つのパートに分けましてお話の確認をしていきたいと思いますが、事務局から資料1の全般部分についてのご説明をお願いいたします。

○廣瀬参事官補佐 事務局でございます。座長からご指示がありましたとおり、資料1の前半部分からまずご説明を申し上げます。お手元の資料1のページ番号で申し上げますと、P1から21ページまでの、章でいうと「はじめに」からIII章目の「被ばく線量把握・評価について」、このパートについて変更点をご説明申し上げます。先ほど私から申し上げた四つの修正のポイントのうち、単純修正ですとか、ロジックの整理のために単純に文章の位置を変えた修正については、説明を割愛させていただきます。また、委員の先生のお手元に通常ご用意をしております青いドッチファイルがございますが、その一番初めのページに、前回の第13回でご用意いたしました中間取りまとめ(案)もおさめております。必要があればご確認をいただければと思います。それでは、早速ではございますが、資料1から順次変更点をご説明してまいります。ページ番号で、一番初めの大きな修正点は2ページでございます。すみません、補足ですが、主な修正点には全て網かけを記しております。2ページにあります網かけ部分、58行目から始まっている「②は」となっている部分です、「要望するとの意見があった」まででございますが、こちらは委員のご発言に基づく修正でございます。 続きまして、3ページ目、ここの枠囲み、これは、以前はなかったところかと思いますけれども、県民健康調査については、線量評価も健康管理も両方やっていただいている、そういう状況でございますので、今回ロジックの整理のためということで、県民健康調査の事実関係については、この3ページという冒頭のほうに移動させていただきました。続きまして、基本的な考え方が4ページに、II章、「基本的な考え方」としてございますが、この章については大きな変更はございません。次に進めさせていただきます。駆け足で申し訳ございません。8ページのIII章に、「被ばく線量把握・評価」の章が始まるところでございますけれども、8ページの215行目にある網かけ部分、こちらは基本的には事実関係の修正でございますけれども、「実測値を重視した」という専門家会議の基本的なスタンスを示す非常に大切な一文でございますので、網かけをつけております。「ホールボディカウンターの測定値」というような言葉を追記いたしました。以降は、線量評価に関しましては、大きく飛びまして、19ページに枠囲みとしまして「―UNSCEARによる推計の不確かさについて―」というページを設けました。こちらは、前回事務局から、本間委員に平易な表現をご提案いただくということをアナウンスしておりましたけれども、本日ご欠席ですが、ご用意をしていただいた文章をこちらにおさめております。そして、内部被ばく、外部被ばく、県内・県外にかかわらず、このUNSCEARの推計の不確かさというものは関わってくるお話でございますので、枠囲みとして、全てのデータの引用が終わった後で、特別なコラムのような形で設けさせていただいた次第でございます。次の修正点は、めくっていただきまして、20ページにございます。20ページから21ページを通しで見ていただいたほうが、よりわかりやすいかと思うのですが。今まではそれぞれ外部被ばく、内部被ばく、さらに県内・県外と分けて「まとめ」を設けていたものを、構造として、県内・県外に分けて比較するのが望ましくないというようなご意見もございましたので、今回このような形で一本化するような修正をいたしました。具体的に、現在、お手元にあります網かけの部分、20ページから21ページにある網かけの部分は、委員のご意見に基づく修正、あとは先ほど、重複になりますけれども、ロジックを整理するための修正でございます。具体的には、501行目から始まります外部被ばくに関するまとめの、「また、宮城県及び栃木県における推計結果は、」といったような、この表現でございますけれども、これは県内・県外の比較が適切でないというようなご意見がありましたので、修正をいたしました。また、503行目の網かけ部分でございますけれども、ロジックを整理とするという考え方から、冒頭の「基本的な考え方」ですね、ページでいうと、8ページに線量把握・評価の基本的な考え方がございますが、こちらに書いてある考え方に照らしまして、極力、客観的な表現とするような修正を施しております。続いての520行目から始まります「しかしながら」のパラグラフ、こちらも委員意見に基づく修正でございます。こちらは福島県内のお子さんの甲状腺の内部被ばくに関する、専門家会議の評価の記載でございます。 524行目のパラグラフは、先ほど申し上げたとおり、委員意見でございます。 533行目も、重複でございますが、ロジックを整理するために、客観的な表現ということで記載を変えた部分でございます。前半部分の修正点は以上でございまして、すみません、1点だけ単純な修正ミスがございまして、お手元の資料のご確認をいただきたいのですが、8ページの脚注の部分で、実測値を重視したという脚注の説明だったのですが、ここの末尾に「を実効線量および等価線量の推計値とした。」という前回の案が残っておりましたので、この「を」から「した。」までを削除いただきますよう、よろしくお願いいたします。事務局からの説明は、以上でございます。

○長瀧座長 どうも、非常に大変なところを上手にご説明いただいて、ありがとうございました。ただいまの事務局の説明を踏まえまして、資料1の前半部分の確認をお願いいたしたいと思います。前回のご意見が反映されていない場合にはご発言をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。どなたでもご自由に発言をいただきたいと思いますが。もしなければということで。反対がなければ、そのままで結構でございますけれども、いかがでしょうか。私、白内障の手術をして、十分に皆さんの顔が見えないものですから、はっきりと手を挙げていただきたいと思います。どうぞよろしく。ございませんかね。それでは、全般の部分については、修正について特にご意見はないということで、ここで確認をさせていただきました。では、事務局から、資料1の後半部分についてご説明をお願いいたします。

○廣瀬参事官補佐 事務局でございます。続きまして、資料1の残りの後半でございますけれども、22ページから34ページの最後まで、章で申し上げますと、IV章の「健康管理及び施策の在り方について」から「終わりに」までをご説明申し上げます。まず、22ページのIV章の健康管理及び施策の在り方について、でございますけれども、こちら、このⅣ章自体、IV章からV章にかけまして、ロジックを整理するという観点で、大幅に文章の入れ替え作業というものを行っております。先生方のお手元、青いドッチファイルにある、前回の資料の目次を見ていただいたほうがわかりやすいんですけれども、前回の資料はお手元にございますでしょうか。この前回の資料の一番最初、冒頭の目次の中で、IV章に関しては、これまでの対応ですとか、専門家会議の議論、続いて3番目に健康管理に関する今後の方向性ということで、時系列ごとに分類をするというようなことで整理をしてまいりましたけれども、今日ご用意をした案では、目次で申し上げますと、まず「予想されるリスク」、「これまでの取組」、3番目に「今後の施策の方向性」、この3点につきましては、健康管理に関する総論的な事項といたしまして、まず整理をいたしまして、25ページからの4番目に、特にご議論をいただきました甲状腺がんについて各論としてご用意をする、今日の資料ではこのような変更をさせていただきました。続きまして、個別の修正点につきまして、別途ご説明をさせていただきます。まずお手元の資料の、本日ご用意したほうの資料に立ち返っていただきまして、24ページの636行目から638行目に、それぞれ「意見もあった」「意見もあった」というところを網かけしてございますけれども、こちらは委員のご意見ということで修正をさせていただきました。 あとこちら、すみません。私どもの単純なミスでございますけれども、24ページの649行目、直し漏れ、修正漏れでございます。649行目に「甲状腺がん以外のがんについては」というところがございますが、こちらは先ほど私が申し上げましたとおり、健康管理総論ということで申し上げておりますので、「甲状腺がんを含めたがんについては」ということで、「以外の」を「を含めた」に修正をいただきますようお願いをいたします。続きます。25ページの頭のほうにございます網かけの部分でございますが、こちらはがん登録に関するご指摘でございます。こちらは委員のご発言に基づく修正をいたしました。どんどん進みますが、27ページに、「③一般論としての『甲状腺がん検診』を巡る諸課題」ということで書いている部分でございますが、729行目「対策型検診として」という部分、それから750行目から、おめくりいただいた28ページに続く754行目までのこの5行に関しては、前回の委員のご指摘を踏まえて、修正を施した部分でございます。さらに進みますが、29ページの804行目からの網かけ部分でございます。こちらは、前回事務局から、委員のご意見の反映漏れがあったということでアナウンスをしていた部分でございますが、5番目に「成人に対する検診として」から「発見されること」、この点を前回反映漏れがあったところを追記した部分として、網かけをしております。続きまして31ページです。こちらは甲状腺がんに関する、福島県における今後の施策の方向性として整理をしたページでございます。31ページの網かけ部分は、前回の委員のご発言に基づくものとして修正を施した部分でございます。特に860行目から、少し長いんですが、おめくりいただいた871行目までの網かけ部分につきましては、前回、コホート調査に関する記載が、唐突感のあるというご意見がございましたので、私どものほうで改めて吟味をいたしまして、修正をした箇所でございます。33ページは、実は、もともと前回の資料の中ではIV章としてご用意をしていたものでございます。避難や不安等に伴う心身の影響、これに関するご議論について、前回はIV章の一部として、例えば甲状腺がんですとか、がん一般、そういったものと一緒に章を立ててございましたけれども、今回の中では、33ページにV章として新たに章立てをさせていただきました。その上で網かけ部分が2カ所ございますが、こちらの網かけ部分はいずれも委員のご発言に基づく修正でございます。34ページが最後の修正点でございます。最後は「終わりに」ということで、網かけ部分をご用意してございますけれども、こちらも委員のご発言に基づいて修正をさせていただいた箇所でございます。修正点の説明は、以上になります。

○長瀧座長 どうもありがとうございました。非常に、修正部分について丁寧にご説明をいただきましたし、本文は前もって委員の方も読んでいただいたと思いますので、今の説明部分についてご確認あるいはご意見がございましたら、どうぞご発言ください。いかがでしょうか、ほとんどございませんか。十分議論を前もって伺っていたとは思いますが、よろしいでしょうかね。どうぞ。

○北島環境保健部長 遠藤委員、お願いします。

○遠藤委員 遠藤ですけれども。26ページの714行、事実の修正という、4番目の項になるんですけれども。「小児甲状腺がんの自然史は未だ明らかではなく、自然退縮の報告例もある」という項でございます、文章です。削除すればどうかという提案でございます。 というのは、自然退縮するという報告は、甲状腺がん以外にも、全てのがんで報告はあるんですけれども、極めて少ないものです。甲状腺がんの場合にあるのは、悪性リンパ腫では診られるのですけれども、それ以外の甲状腺がんでは本当に極めてまれです。だからこの文献に関しまして、その後、文献をきちんと読み直したんですけれども、そのことについてはあまり触れておりませんし、もし自然退縮例があるとかと言ったら、患者さんが逆に手術せずに、これは小さくなるんじゃないかと思って、逆効果もあるんじゃないかというんで。この中間報告書に、本論とはあまり関係がないんですけれども、ぜひこの事実の修正、削除といいますか、削除したらどうかと思います。

○長瀧座長 ご意見は、「明らかではなく」というところを、どうしましょうかね、どう具体的に。

○遠藤委員 714行を全部、1行削除です。「また」まで。

○長瀧座長 714行全部ですか。「また」の上を全部消す。

○遠藤委員 そうです。

○長瀧座長 「また」を消しちゃって、いきなり「一般的に若年者の甲状腺」に入る。事務局それでよろしいでしょうか、わかりましたか。

○得津参事官 では、そのように修正させていただきます。

○長瀧座長 今の削除することについて、ご意見ございませんでしょうか。自然退縮の報告例があるということ。今のお話は、甲状腺がんだけではないけれども、少なくとも非常にまれであるし、文献をお調べになったら、あまり、そうはっきりと書いてあるわけでもないというお話ですね。

○北島環境保健部長 阿部先生。

○阿部委員 阿部です。小児甲状腺がんの自然史というのは、多分よくわかっていないと思うんですね。つまり、今回のような大規模な多人数の方を対象とした甲状腺の超音波検査の事例というのはほとんどありませんので、多分この自然史というのはほとんどわかっていないだろうというのは、私の認識なんです。ですから、そこを全部削除していいのかどうかについてでは、委員の間で議論していただきたいと思います。

○遠藤委員 私の趣旨は、自然退縮の報告例もあるというところは削除で、そのほかについては、阿部先生がおっしゃっているように、自然史は明らかでないのも事実でございます。

○長瀧座長 前のところは残してということですね。

○遠藤委員 それで結構です。

○長瀧座長 ただ、ちょっと細かくなるかもしれませんが、大事なところなんで。福島県の検査の1次検査で、ある程度2次検査に回されて、2次検査で検査をしたら、一時、異常がなくなっていたという人が結構ありましたよね。30%ぐらいでしたかしら。あれは、例えばのう胞を、腫瘍をのう胞と間違えた、腫瘍をのう胞と間違えたということがありますけれども。現実に2次検査に回した腫瘍が消えたというものはございますでしょうか。

○阿部委員 がんが消えたかどうかというのはわかりませんけれども、例えばA1、A2でも、Bになった方がA1のほうになったという例はあります。

○長瀧座長 だから、A2というか、Bだった方がA2になっちゃったと、2回目にね。そういう方が結構たくさん、まあまあ報告があったものですから。それは今の遠藤先生の退縮ということの例の中にどれぐらい、30%の中にどれぐらい腫瘍がなくなった人がいるのかなということも気になりまして、もしおわかりだったらと思って。まだ少ないということで。

○阿部委員 ただ、それはがんかどうかわかりませんので。

○長瀧座長 そうですね。ですから、今のお話で、最初の1行の「自然史は未だ明らかではなく」というところを生かすということで、あとの文章は事務局のほうでよろしいですね。

○得津参事官 はい。

○長瀧座長 よろしいでしょうか。もしそれ以外になければ、今までの議論で、専門家会議としての中間的な議論の取りまとめということにいたしますが、それでよろしゅうございますか。どうぞ。

○伴委員 細かいことではありますけれども、34ページの最後の網かけのところで、「国は、リスクコミュニケーションを通じ実態を把握するとともに、」とありますが、リスクコミュニケーションを通じて実態を把握するのではなくて、住民との対話を通じてやるのだと思いますので、そういう表現にしたほうがよいと思います。34ページの下から3行目です。

○得津参事官 事務局でございますけれども。今の伴先生のご指摘を踏まえて申し上げますと、「国は、住民との対話を通じて実態を把握するとともに」というような、そういうふうな修正でよろしゅうございますか。

○伴委員 はい。

○長瀧座長 最後ですので、先生、もし言葉についても何かご意見ございますか。リスクコミュニケーション、この言葉自体おかしいということですね。ですから、訂正が必要であると。

○伴委員 はい。ですから、少なくとも、この状況ではリスクコミュニケーションというのはおかしいので、そういう中途半端な使い方をしないほうがいいと思います。

○長瀧座長 はい。かわる言葉を何か。

○北島環境保健部長 今、事務局のほうで。

○長瀧座長 それはもうよろしいですか、今の事務局の言葉で。どうぞ。

○春日委員 結論としては、今のご修正で結構と思います。ただ、この網かけの部分は、私の意見でこのように修正をしていただきましたので、その心をちょっとご説明しようと思うんですけれども。リスクコミュニケーションの前に、住民の希望や心配をしっかり把握し、理解することが重要であるということを盛り込んでいただきました。これは前回の発言を受けて、こういう表現にしていただきました。そのことが実はリスクコミュニケーションの本質であるということを、それもお伝えしたかったんです。リスクコミュニケーションというのは、一方的な情報伝達ではなくて、双方向の意見や情報の交換であるという、そういう性格をしっかりその前の文言から受けてほしいという意味を込めて、こういう文章にしていただきました。ただ、伴先生のご指摘のように、まだまだ日本の国内では、リスクコミュニケーションという言葉が一方的な情報提供として使われる、あるいはそう理解されるおそれも残っていますので、その誤解を避けるために今のご修正に賛成いたします。

○長瀧座長 わかりました。じゃあ、それで事務局よろしいですね。

○得津参事官 はい。

○長瀧座長 ほかにございませんでしょうか。祖父江先生、どうぞ。

○祖父江委員 31ページ目の844行目が、この「甲状腺検査は適切な対応であり、今後も継続していくべきものであると評価する」はいいんですけれども、このままの形であるというよりは、きちんと、今まで収集されたデータを詳細に検討した上でという意味で、収集されたデータを詳細に検討した上で計画の変更も考慮して、今後も継続していくべきものであるというような趣旨がよろしいんじゃないかと思います。

○長瀧座長 事務局、今のお話のようなことがどこかにあったと思いますが。

○得津参事官 事務局からお話ししますけれども。恐らく、今、祖父江委員がおっしゃったことは、854行目辺りにそういった趣旨のことですかね、そういう結果を検証して、そういったことを踏まえて関係者間で対話を行って、県民のコンセンサスを得る課程が重要であるという、そういうことで計画のそういう、何というんですかね、より改善といいますか、そういったものがこういうふうなところの中に入っているのかなと思っておりますけれども。

○長瀧座長 どうですか、今お話がありましたように、853行のところで、県民健康調査、「「先行調査」及び1回目の「本格調査」の総合的かつ精緻な検証とそれを踏まえた関係者間での対話を行い、県民のコンセンサスを得る過程が重要である。検証の都度それまでに得られた全ての情報を踏まえて議論を行い、県民にとって最も良い在り方を追求することが望ましい。」、ここには書いてあるのですけれども。

○祖父江委員 重複になるかもしれないので、原文のままでも結構かと思います。

○長瀧座長 ほかにございませんでしょうか。それでは、今の幾つかのご意見を入れまして、現在の中間取りまとめ(案)を専門家会議の中間的な取りまとめということでご承認いただけますでしょうか。

(異議なし)

○長瀧座長 どうもありがとうございました。 では、事務局では、本日のご意見のあった箇所を修正の上、できるだけ早い時期に公表することをお願いいたします。 それでは、事務局。

○得津参事官 ご確認ありがとうございました。事務局からの提案でございますけれども、本日のいただいたご意見につきましては、会議の場で確認をさせていただいたということと事務的な修正ということで、以降の作業につきましては、長瀧座長にご確認をいただいた上で公表とさせていただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。なお、公表の前には、最終版を委員の先生方に送付するようにいたしますので、よろしくお願いしたいと思いますが。

(異議なし)

○長瀧座長 どうもありがとうございました。それでは、事務局から、そのほかございますか。部長のほうから。

○北島環境保健部長 本日は、ご議論をありがとうございました。おかげをもちまして、専門家会議のご意見の中間的な取りまとめをいただくことができました。本日の会議におけるご意見をもとに、若干修正はございますけれども、速やかに作業を行い、公表させていただきたいと考えております。 環境省といたしましては、原発事故に伴う住民の健康影響に対し適切に対応できるよう、この中間取りまとめを受け、新年度に向けて必要な施策を打ち出してまいりたいと考えております。 また、この中間取りまとめの内容につきましては、今後の対策等に広く活用されるよう、福島県民健康調査の関係者をはじめ、関係の皆様に周知を図ってまいりたいと考えております。長瀧座長をはじめ、委員の皆様方におかれましては、1年以上の長期にわたり専門家会議に積極的にご協力をいただきましたことを心から感謝申し上げますとともに、今後ともご指導を賜りますようお願い申し上げ、簡単ではございますけれども、閉会のご挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。

○長瀧座長 どうもありがとうございました。なお、時間になりましたが、最後に座長から一言だけ申し上げたいと思いますけれども。この委員会、昨年の11月に始まりましたが、途中で委員の方々がそれぞれの専門家で、ご意見もさまざまでありまして、中途では、この委員会は結論が出るんだろうかというふうなことを真剣に心配した時期もございました。そこで、まとめの段階に入りましてからは、各委員に事務局がお会いして、非常に具体的に各委員のご意見をいただいて、それを中間報告の中に文章として組み入れて、その後でまた専門家会議で議論をするということを何度か繰り返しました。委員の皆様のご協力によりまして、多様な専門家会議、各委員のご意見を集約した中間会議の報告になったのではないかと思っております。本当に、最初に委員の方々のご協力にお礼を申し上げたいと思います。 それから、もう一つは、専門家会議は環境省の会議でありますので、医学的・科学的な見地から、放射線被ばくによる生物学的な影響を重点的に議論してきたわけでありますが、原発事故に伴う精神的、身体的影響につきましても、たくさんのご指摘がございました。報告の最後の章に、今日お話ししました第V章にそれを取りまとめましたけれども、今後も政府が一体となって、総合的な健康管理がなされるということを期待したいと思います。原発事故による健康管理は、中長期的な課題であります。現在も多くの方々が精力的に、多方面から原発事故の影響について調査をされております。今後も新たな治験、それから住民の健康状態に応じて、より効果的な健康管理を行うための検討がなされることを期待いたしまして、この中間報告を提出させていただきたいと思います。本当にご協力ありがとうございました。 そして、この第14回の専門家会議を終了いたします。どうもありがとうございました。

                                       午後7時11分 閉会

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