全国の里海活動状況
３．活動の体制
291 例にのぼる里海づくり活動の活動主体は、388 団体にのぼりました。また、活動主体には漁業関係者や地域住民が多い結果となりました。平成26 年度と平成30 年度のアンケート結果を比較すると地域住民や教育機関による活動が増加していました。
里海づくり活動の主体388 団体に対して、主体を支える協力団体は690 団体と多くみられました。その中でも地方公共団体が多い結果となりました。地方公共団体による様々な活動支援も行われるようになってきています。
事例：地方公共団体による活動支援
- 香川県
- 『かがわ「里海」づくりビジョン』のもと里海づくり活動を実施しており、里海づくりに関する相談窓口として「里海コンシェルジュ」を配置するなど、里海づくり活動の推進に積極的に取り組んでいます。また、香川大学と協働し、里海づくりに求められる人材育成を目的とした「学びと交流の場」として『かがわ里海大学』を設立し、里海づくり活動の支援も実施しています。
- 石川県
- 「里山里海における新たな価値の創造」など7 つの重点戦略を掲げ、企業、地域団体、学校、NPO などと連携し、里山里海の保全・利用の取組を進めています。
その一環として、里山、里海づくり活動を支援するため、「いしかわ版里山づくりISO」制度により、企業をはじめとする多様な組織による里山里海の利用保全活動の取組を県が認証し、支援しています。
