里海ネット

全国の里海活動状況

7.課題と解決策

6

全国アマモサミット

全国アマモサミット実行委員会

地域の主体的な自然保全・再生活動を後押しし、全国の地域間が連携を構築して、活動が広がっている事例。

目標(キーワード:市民の主体的な活動、海辺の自然再生活動)

海辺の自然再生・保全には、地元に根付いた人々の主体的な活動が必要である。その活動の継続には、市民の方々が、海辺の現状を理解し、分かりやすい目標を設定し、成果を実感することが重要である。

海のゆりかごとも呼ばれる「アマモ」を象徴として、全国的なアマモの再生・保全の現状や課題についての認識を全国の方々と共有し、意見交換することによって、全国で市民の手による海辺の自然再生・保全活動の活性化を目指している。

実施(キーワード:全国各地での開催、活動内容の共有、イベント)

2008年から毎年、地域のNPO団体や自治体などから成る全国アマモサミット実行委員会により、全国各地でアマモサミットが開催されている。アマモサミットでは有識者や漁業者、NPO代表者などにより自然再生の現状や課題、成功体験、地域の活動などについて講演やディスカッションが行われる。また、地域の特産を用いた海の幸が堪能でき、海辺での釣り体験や海洋セミナーなどが体験できるイベントも開催されている。

これまでの開催地(開催年)は、次のとおりである。横浜市(2008)、米子市(2009)、指宿市(2010)、大阪市(2011)、小浜市(2012)、塩釜市(2013)、青森市(2014)。

全国アマモサミットは若狭や宮城、青森で行われてきました

効果(キーワード:地域における活動開始のきっかけ、地域における活動の活性化、全国の地域間の連携)

  • 地域で海辺の自然再生活動が始まるきっかけや活性化につながっている。
  • 2年先まで開催地が決まっており、全国で地域間の連携を構築している。
  • 地域の方々が楽しみ海辺をより知るきっかけとなっている。