INITIATIVE OVERVIEW
第8回グッドライフアワード
佐藤世壱
活動拠点:大分県 臼杵市
僕は山で間伐した木を薪にしてお風呂を焚いたり、海で魚を釣ったり、畑を耕し野菜を育てる循環の暮らしをしています。地域の人から色んなことを教わる中で、みんなの困りごとがありました。それは、魚の減少や放置林です。それから僕は中学の生徒会長になりました。校長先生にSDGsに取り組みたいと直談判し、使いようがなく困っていた70年前の学校林を「学びの場」にすることを提案。環境を学ぶ場がないから、みんな自分事にならない。みんなで環境問題を解決したい。だから、環境問題がジブンゴトになる場をつくりたいと思いました。 学校の先生、友達、周りの人たちはSDGsを知りませんでした。学校でポスターを作り、生徒に説明をすることから始めました。段々と輪が拡がり、学校、教育委員会、市、地域の方などが動いてくれ、「100年目指せ、学校林プロジェクト」が立ち上がりました。しかし、コロナ禍で間伐は延期。でも、新聞やテレビの取材のおかげで活動の意義が全国に伝わりました。全国の学校の先生170名にオンライン講演会をしたり、東京の小学生に授業をしたり、僕ができるSDGs活動は拡がっています。
異年齢の木綱(絆) 学校林プラットフォームをつくりたいと考えています。年齢が違っても学校林での共通体験が僕らの地域の絆になります。
自然の暮らしや地域の方とのふれあいで気づいたこと。それは、自然環境が変化して困っていることでした。生徒会長になり、使い物にならない放置された学校林の存在も知り、なんとかしたいと校長先生に直談判。学校に自然環境を学ぶ場をつくりたいと考えました。