INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第8回グッドライフアワード

農福連携で地産地消、廃棄ゼロ。

さんさん⼭城

活動拠点: 京都府京田辺市

WEB:http://www.kyoto-chogen.or.jp/communityplaza/sunsunyamashiro/

取組の紹介

さんさん山城は現在34人の障害者が通所し、地域特産にこだわった農業(生産)、加工、販売の6次産業化に取り組んでおります。収穫した地域特産の農作物はJAに出荷の他、併設のカフェで使用したり、付加価値性の高い加工品を製造するなど、地域資源を活用しながら環境にやさしい廃棄ゼロ活動に取り組んでおります。また、地元の児童養護施設の入所児童を集めて農業や菓子作り体験の機会を提供するなどの活動も行っております。

コミュニティカフェには毎日約70人の来客があり、JAに出荷しない野菜を多く使用する他、天日干しにし商品化することで、大半の農作物を廃棄せずに活用。それにより収益も向上し障害者の工賃向上に寄与。JGAP認証を取得し、環境にも配慮した農業を具現化

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

障害者だけでなく、社会に生きづらさを抱えている人たちの幅広い受け入れ(例・触法者、引きこもり児童、高齢者等)

プロフィール

【2011年4月】
聴覚障害者の居場所づくりのため、事業所を開所。
高齢のため農業ができなくなった茶農家が廃園する予定だった茶園を譲り受け、宇治茶の栽培(抹茶)を始める。その後、京都えびいも、田辺なす、万願寺唐辛子など地域特産にこだわった農業に取り組む。

【2015年12月】
農林水産省・消費者の部屋で開催された「農福連携特別展示」において、先駆的な取り組みをしている事業所として全国9事業所の一つに選ばれる。

【2017年6月】
市民が気軽に集える「さんさん山城コミュニティカフェ」を事業所内にオープン。毎日、採れたて野菜をふんだんに使用した500円ランチを提供。

【2019年4月、6月】
政府「農福連携等推進会議(議長:菅内閣官房長官)」に有識者として出席。政策提言を行う。

【2019年6月】
済州島にて開催された「SDGs済州国際会議」に招待を受け、さんさん山城型の農福連携の取り組みを国連高官らの前で実践報告。

【2019年12月】
農林水産省「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に選出。

第8回グッドライフアワード 受賞者一覧