INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第5回グッドライフアワード

宮城県の被災者ママが作る 駆除される鹿の革を再生する「鹿革バッグ」 命を無駄にしない鹿革職人に!

いっしープロジェクト

活動拠点:被災地宮城を生産拠点(石巻、仙台、気仙沼、秋田)、プロジェクト本部は東京。販売拠点も 東京をはじめとする首都圏です。

WEB: http://issie.net/

Facebook: https://www.facebook.com/issie.project/

取組の紹介

いっしープロジェクトは2014年春、東北の仮設住宅に住まうお仕事に恵まれないママに時給千円を目指す内職をお届けする就労支援として進んできました。活動は4年目の今次のステージに進んでいます。
「革製品を扱えるようになりたい」作り手さんからの声で、「レザーバッグ メゾン」の制作をスタートさせました。斜陽産業と言われる国内革産業の智恵と技術をお借りし、素材を求める中で「人と地球にやさしい革」との出会いがありました。 年間50万頭にも上る駆除される鹿の革です。鹿による農作物被害は1,000億にのぼり、駆除鹿のほとんどは廃棄処分と知りました。「地球からの天然の鹿革、被災地ママの手仕事、革産業台東区の職人の技術」この三つをくっつけて、素人の被災地ママが「鹿革職人に!」
そんな決意が生まれました。
「森林被害、農作物被害を減らす」「駆除鹿の再生」「東北被災者ママへの就労支援」「台東区の斜陽産業の活性化」4重に社会に貢献します。

活動のきっかけは?

「駆除鹿」の廃棄率が90%と「無駄死」である事実。太古の昔は牛、豚よりも鹿革が重宝されていた事実を知りました。いっしープロジェクトは素人の被災地ママ25名を「ぬいぐるみ職人」にすることができました。 革職人だって本気で取り組めばなんとかなる!ママ達の新たな手仕事作りを探し求めた中でこの両者がばっちり融合したのがきっかけです。

問題解決のために取り組んだ方法

革職人は10年やっても半人前と言われるほど。ですが既に革用ミシンも購入し練習を進めてまいりました。職人さんの指導を仰ぎ日々奮闘中です。「デパートでも売れる品質」を目指します
革のコバ処理 ・・・ここが革製品の要と言われています。現在のいっしープロジェクトとは別の新たなメンバーを集める、また気仙沼、石巻で空き店舗や空き公営住宅をお借りし、学ぶスペース、作業場の確保を急ぎたいと思っています

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

鹿革製品の開発には世界中のデザイナーとのコラボや一般公募を考えています。 シンプルで長く使える、認知度の低い「鹿革」を世界中に発信し、鹿の有効利用を世界にお届けしたい、それを東北被災地から!と熱く燃えています。野生の駆除鹿が普及しない理由「野山を走りまわり傷だらけ」そこをこそ売りにする商品開発を目指します。

プロフィール

いっしープロジェクト
2014年、助成金などに頼らずともサスティナブルに東北応援活動をビジネスを通じて行いたいと立ち上がりました。 「被災地の子供達の笑顔増やし」その為の被災地ママに笑顔を増やすお仕事作り、お仕事届けをミッションにしています。いっしーは「豊かさ」の象徴 馬です。わずかでも東北の子供たちに豊かさを運ぶいっしーです。現在石巻、仙台、気仙沼、秋田の被災者ママ25名が取り組んでいます。

第5回グッドライフアワード 受賞者一覧