INITIATIVE OVERVIEW

取組概要

INITIATIVE OVERVIEW

第4回グッドライフアワード

JAPAN ECO TRACK

ジャパンエコトラック推進協議会

活動拠点:鳥取県米子市・境港市・日吉津村・大山町,京都府福知山市・舞鶴市・綾部市、新潟県妙高市、長野県飯山市・中野市・山ノ内町・信濃町・飯綱町・木島平村・野沢温泉村・栄村、山形県飯豊町・小国町

WEB: http://www.japanecotrack.net

取組の紹介

「JAPAN ECO TRACK」とは、カヌー・自転車・トレッキングなどの人力による移動手段で、日本各地の豊かで多様な自然を体感し、地域の歴史や文化、人々との交流を楽しむ新しい旅のスタイルです。ジャパンエコトラック推進協議会は、旅行者が、このような旅を365日いつでも快適に楽しめる環境づくりを地域と連携して推進しています。
具体的な取り組みは、ルートの情報や地域の魅力をまとめた統一のデザインのルートマップの作成、自然志向の旅行者への広報、快適な旅をサポートする地域の協力店の募集と登録、自転車を運べるよう交通インフラとの連携、宿泊場所までの手荷物の配送サービス、レンタルの整備など。
現在登録の4エリア「境港・皆生」・「大山、由良川大江山」、「信越自然郷」、「山形飯豊」に加え、今年度は更に4エリアが登録予定です。それぞれの特性を活かした旅のルートを国内外に広く発信し、旅行者の来訪を促進することで地域の活性化を目指しています。

活動のきっかけは?

カヌー、自転車、トレッキングといった人力による移動手段で自然の循環を体感する環境スポーツイベント「SEA TO SUMMIT」は、開催地域の観光資源の再認識や発見、地域内のネットワークの熟成につながりました。このコンセプトをもとに、365日いつでもアウトドアアクティビティを取り入れた旅ができるよう受け入れ環境の整備と、地域の魅力を国内外にPRすることで、地域社会の活性化を図るジャパンエコトラック構想が生まれました。

問題解決のために取り組んだ方法

主な取り組みは、ルート上の分かり易い標識の整備、駅や空港などの発着地点となる場所での更衣室の設置や手荷物配送サービス、バイクラックや工具レンタル、給水・トイレ使用が可能な協力店の募集と登録、自転車を運べるよう交通インフラとの連携、レンタルの整備など。こうした情報と周辺地域の魅力を地域外へPRするため、統一のデザイン・多言語での公式ルートマップの制作と、自然志向の高い旅行者への広報を行っています。

今までの成功のポイントは?

受け入れ体制を整備するなかで、地域内の自治体、事業者、各種団体、住民の連携が生まれ地域の活性化に寄与しました。
カヤックによるアウトドアツアーのガイド育成を行い、地域の雇用の創出に寄与しました。(日本レクリエーショナルカヌー協会公認指導員の資格発行など)
旅行会社各社の「JAPAN ECO TRACK」ツアー開催による来訪者の増加に寄与しました。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

現在、この取り組みは全国に広がりつつあり、自然や文化など豊富な地域資源を持つ複数の地域と新しく協議を進めています。今後は、訪日外国人の増加を目指して、旅行者同士で口コミの共有ができるウェブサイトやSNSを通じた情報発信の仕組みの強化と、旅行会社との連携によるジャパンエコトラック体感ツアーの商品化を進めていきます。国内外からの旅行者の増加による交流人口の増加を実現し、地域社会の活性化を目指します。

プロフィール

日本各地の特色豊かな地域資源を活かし、交流人口増加による地域活性と環境保全を目的とし、アウトドアスポーツ・エコツーリズム・環境問題など幅広い分野の有識者と学識経験者で構成された団体です。その他、航空会社などの民間協賛企業、都道府県や環境省といった行政の代表に参画いただき、この活動を通じて地域活性化を日本各地で実現するため、様々な方面と連携してこの活動を推進しています。

実行委員会からのコメント

幅広い分野の方々が集まり知恵を出し合い、地域の自然の魅力を再発見し、人々に新しいライフスタイルを提案する素晴らしい取組です。自然資源を整備・活用し、地域へ来訪者が多く訪れることで地域が活性化することでしょう。さらに多くの地域と連携し、活動が広がっていくことを願っています。

第4回グッドライフアワード 受賞者一覧