応募説明会イメージ写真

Good Life Award Presentation & Ceremony

第10回 環境省グッドライフアワード
環境大臣賞受賞プレゼンテーション&表彰式
レポート

環境省が主催するグッドライフアワードは、環境と社会によい活動を応援するプロジェクトです。ローカルSDGsを体現し、地域循環共生圏づくりにつながる取組を「環境大臣賞」として表彰しています。

2022年12月3日(土)、第10回グッドライフアワードで環境大臣賞を受賞した取組の代表者11組によるプレゼンテーションと表彰式が行われ、オンラインでライブ配信も行われました。 当日の様子をフォトレポートでご覧ください。

グッドライフアワードは、企業、自治体、学校、NPO、個人など、どなたでもエントリー可能です。 次回第11回のご応募もぜひご検討ください。

主催者挨拶

Opening Talk

和田篤也環境事務次官

はじめに環境省 和田篤也環境事務次官が登壇し、10年にわたるグッドライフアワードの歩みと地域循環共生圏づくりへの貢献について紹介する主催者挨拶からスタートしました。

環境大臣賞受賞プレゼンテーション

Presentation

続いて第10回グッドライフアワードで環境大臣賞を受賞した全11取組のプレゼンテーションが行われ、実行委員から講評のコメントもいただきました。

環境大臣賞 部門賞

【企業部門】

地域の自治体や学校と共に100万人のエコな子どもたちを育み続ける環境・SDGs教育情報紙「エコチル」事業

株式会社アドバコム

子ども環境教育情報紙「エコチル」を毎月、公立小学校に無料で配布するとともに、地球環境問題やSDGsに関わる特集記事や親子参加イベントなどの普及啓発活動を多くの企業や行政と連携して実施しています。

【企業部門】

7ヶ月で200万倍に増殖する侵略的外来水草をバイオエタノールに〜燃やすべきか飲むべきか、それが問題だ

株式会社サンウエスパ

紙くずからバイオエタノールを製造する技術を用い、カンボジアの東南アジア最大の湖「トンレサップ湖」に異常繁殖する水草「ホテイアオイ」から「クラフトジン」の製品化に成功しました。現地に蒸留所兼BARを開設し、日本での販売も開始しています。

【企業部門】

アマモ場を保全し、水産生物増殖を担う魚礁を活用した、豊かな海づくり

志田内海株式会社

漁業と環境保全の両立を図るために漁業者と共にナマコ・アマモ育成礁(⻯宮礁)の開発に取り組み、アマモの保全活動を行なっています。陸奥湾内に設置が進められたことによりアマモ場面積消失を減らしたことだけでなく、陸奥湾における生態系の維持に寄与しています。

【学校部門】

「ゼロカーボンタウン能勢」の実現に向けて ~地域の高校生と共に推進するまちづくり~

大阪府能勢町

豊中高校能勢分校(ユネスコスクール)と地域人材の育成に向けて連携協力を推進。地域新電力会社設立に当たっては、高校生が町長と共に訪独しシュタットベルケを研究。政策形成過程への参画や課題探究学習を通じて、若者が地域の問題を自分事として考えるための取組を進めています。

【NPO・任意団体部門】

中津川 THE SOLAR BUDOKAN(中津川 ザ ソーラー ブドーカン)

中津川 THE SOLAR BUDOKAN実行委員会

太陽光発電・蓄電池・バイオディーゼル発電で運営する3万人規模の野外フェス。来場者に音楽の素晴らしさと共に環境提案を行い続け、純粋に音楽を楽しみに来た今まで環境に興味を持っていなかった人たちも含めて、みんなで環境に意識をむけられる取組です。また、地域経済への波及効果も高いです。

【地域コミュニティ部門】

人生100年時代!!森・人・地域経済を活性化する「グッドウッドプロジェクト」

一般社団法人 ゴジョる 釜石支店

東日本大震災から11年⽬を迎える岩⼿県釜⽯市では少子高齢化や人⼝減少、経済の縮小などの課題の解決が急務です。森林や地域人財という今まで未利用であった「お宝」を活用し、多様な人々の豊かさの拡大を⽬的に、高齢者や未就業者の社会参加の場づくりを通じて「サステナブルなまちづくり」に取り組んでいます。

【個人部門】

臼杵観光ナビ(青の洞門 禅海和尚のように)

中野重二

花づくりと黒島再開発の二本柱で地域おこし活動を行っています。黒島の歴史的価値や海の美しさを前面に出してPRし、耕作放棄地を借りて花を植え観光客を呼び込んだ結果、企業のウオーキングコースやフットパス全国大会のコースにも選定されています。様々なユニークな活動で、来島者は着実に増えています。

環境大臣賞 優秀賞

再生可能エネルギーの普及と地域のエネルギーによる収益を地域に還元、SDGs未来都市の創造!

一般社団法人 市民エネルギー生駒

東日本大震災をきっかけに、再生可能エネルギーの重要性を感じ、市民有志にて市民エネルギー生駒が立ち上がりました。市民共同太陽光発電所5基で発電した電気は、自治体新電力会社を経由し生駒市内にて利用されています。また、啓発活動としてソーラーカー組立教室・大学での講座を実施。地産地消のまちづくりを進めSDGs未来都市への牽引をしています。

消費者の「食べたい!」が「住みたい!」につながった生活クラブと庄内地域のローカル SDGs プロジェクト

生活クラブ事業連合生活協同組合連合会

庄内地域の水田の維持と自給飼料の拡大を図る飼料用米の取組みや、太陽光発電所の建設、生産者による地域生協づくり、また移住定住の促進による地域の持続性確保などをともにすすめている取組みです。豚肉用の飼料用米を生産し、酒田市の牧場などに出荷・給餌し、自給率向上のみならず肉質の改善にもつながっています。太陽光発電は生活クラブ組合員に加え遊佐町役場や他の生産者の工場などにも供給しています。

みぞのくちノクティ「みんなで地球をまもろう!」 ~一人ひとりができることを考え行動しよう

みぞのくち新都市株式会社

市内商業施設の中でごみのリサイクル率がワースト1になってしまったことを契機として、「みんなで地球をまもろう!」というテーマを設定し取組みを始めました。ごみ処理運用の革新により、リサイクル率は2倍に向上。また、省エネ化しながら再エネを導入することで、再エネコストを吸収しながら総コストを低減しました。そして、緑化リニューアルした屋上は、地域との絆づくり・交流に役立っています。

環境大臣賞 最優秀賞

懐かしい未来を里山からつくる「里の家」〜風の子、海の子、里山体験〜

一般社団法人 里の家

2005年から親子の里山体験を実施。循環型のミニモデルをつくり体験するコンセプトをベースに自然体験・農林業体験・環境教育・環境保全の4つを活動の軸とした年間120回を超えるプログラムやイベントを開催してきました。また、里山の恵みを活かす樹木系精油を中心とするアロマ事業を立ち上げたほか、薬草ハーブ、藍染など里山の暮らしを伝える活動も行っています。

表彰式

Award Ceremony

プレゼンテーション終了後、コーヒーブレイクを挟んで、表彰式が行われました。

環境大臣賞

環境大臣賞 部門賞

【企業部門】

地域の自治体や学校と共に100万人のエコな子どもたちを育み続ける環境・SDGs教育情報紙「エコチル」事業

株式会社アドバコム

【企業部門】

7ヶ月で200万倍に増殖する侵略的外来水草をバイオエタノールに〜燃やすべきか飲むべきか、それが問題だ

株式会社サンウエスパ

【企業部門】

アマモ場を保全し、水産生物増殖を担う魚礁を活用した、豊かな海づくり

志田内海株式会社

【学校部門】

「ゼロカーボンタウン能勢」の実現に向けて ~地域の高校生と共に推進するまちづくり~

大阪府能勢町

【NPO・任意団体部門】

中津川 THE SOLAR BUDOKAN(中津川 ザ ソーラー ブドーカン)

中津川 THE SOLAR BUDOKAN実行委員会

【地域コミュニティ部門】

人生100年時代!!森・人・地域経済を活性化する「グッドウッドプロジェクト」

一般社団法人 ゴジョる 釜石支店

【個人部門】

臼杵観光ナビ(青の洞門 禅海和尚のように)

中野重二

環境大臣賞 優秀賞

再生可能エネルギーの普及と地域のエネルギーによる収益を地域に還元、SDGs未来都市の創造!

一般社団法人 市民エネルギー生駒

消費者の「食べたい!」が「住みたい!」につながった生活クラブと庄内地域のローカル SDGs プロジェクト

生活クラブ事業連合生活協同組合連合会

みぞのくちノクティ「みんなで地球をまもろう!」 ~一人ひとりができることを考え行動しよう

みぞのくち新都市株式会社

環境大臣賞 最優秀賞

実行委員会特別賞授賞式
実行委員会特別賞授賞式

懐かしい未来を里山からつくる「里の家」〜風の子、海の子、里山体験〜

一般社団法人 里の家

実行委員会特別賞授賞式

実行委員の専門分野などに関わるテーマごとに、優れた取組を選んで表彰しました。

益田 文和 委員長

サステナブルデザイン賞

買い物列車

東京都市大学都市生活学部ユニバーサルデザイン研究室

保育×農業で創った持続可能な循環型社会 〜保育園の給食米自給自足で南魚沼の農業技術と棚田を守る!~

どろんこ会グループ(社会福祉法⼈どろんこ会・株式会社ゴーエスト・株式会社日本福祉総合研究所・株式会社南魚沼生産組合・株式会社Doronko Agri)

”金継ぎ”という伝統技法で大量生産大量廃棄から脱却する日本のサスティナビリティ推進

一般社団法人 日本金継ぎ協会

大葉 ナナコ 委員

子どもエンパワーメント賞

5歳児から始めるSDGs教育~未来につなげるグッドライフ~

社会福祉法人みずものがたり(おへそグループ)

私たちの「つなぐ・つながる」プロジェクト

宮城県 石巻市立大谷地小学校

コドモミライプロジェクト

一般社団法人やちよ未来エネルギー

炭谷 茂 委員

環境と福祉賞

障がい者が主役の SDGs!『スタジオプレアデス』は人や環境に優しい地域振興と文化財継承を実現!!

有限会社スターワールド 障がい者福祉事業所スタジオプレアデス

資源を集めて社会貢献 ~理・美容室で使われたカラー剤のチュ-ブから車椅子の寄贈へ

BBリサイクルパートナーズ

ちぎり絵であなたも天才アーティスト~古新聞に新しい命を吹き込んでいます~

舘野智子
※表彰式を欠席されました。

高橋 俊宏 委員

環境地域ブランディング賞

資源とエネルギーとヒトを循環させるサスティナブル・ブリュアリー

尾畑酒造株式会社

食べて森を豊かにする!野生植物から作る「WILD SWEETS」

七十二(しちとに)

木を伐らない林業『育林は育人』

株式会社中川

豊かな暮らしの提案を通して、豊かな森作りを実践する

株式会社 やまとわ

竹ケ原 啓介 委員

環境ひとづくり賞

命をつなぐPROJECT

命をつなぐPROJECT

障がい者就労支援×自然派グラノーラ専門バルクショップ【GRANY】(グラニー)

JWCO一般社団法人 日本福祉協議機構

子ども達がせせらぎを利用したミニ水力発電装置を作り、同時に自然環境の保全と自然エネルギーの大切さを学ぶ。

三島せせらぎミニミニ発電コンテスト実行委員会

中井 徳太郎 委員

森里川海賞

所さんの目がテン!かがくの里 8年目の大展開でますますおもしろく、森里川海のつながりを全国に発信!

日本テレビ放送網株式会社「所さんの目がテン!」

伊豆半島の【山と海を環る】グリーンビジネスの展開

株式会社BASE TRES

ぶどう山椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト

有田川町×龍谷大学
※表彰式を欠席されました。

藤野 純一 委員

環境社会イノベーション賞

高校生が挑む地域の未利用資源を活用した持続可能な養鶏による農業実践

北海道剣淵高等学校食品加工班

電気工事会社ならではを活かした地域密着型のSDGs活動〜熊本から未来を変える!〜

白鷺電気工業株式会社
※表彰式を欠席されました。

AMIY MORI 委員

地球と人への想いやり賞

磁石で高速加熱するMAGHEAT(マグヒート) ~加熱は化石燃料から磁石燃料へ~

TSK株式会社

エコロジーからサスティナブルへ。地域の自然・文化・暮らしを守る、扉グループの「地域共創のまちづくり」

扉ホールディングス株式会社

プロジェクトマナティ

株式会社マナティ

森 摂 委員

SDGsビジネス賞

まるで“小さな地球” お魚が野菜を育てる!? アクアポニックス農法を活用した「循環型農福連携ファーム」

株式会社AGRIKO

ごみ処理の地産地消モデルの普及活動 ~溶融スラグを農業・海洋分野に活用~

日鉄エンジニアリング株式会社

窓ガラスの遮熱塗料

株式会社 丸源竹内組

10周年特別賞

グッドライフアワード10周年を記念して10周年特別賞を表彰しました。

谷中 修吾 総合プロデューサー

環境まちづくり賞

災害に強いまちづくりとローカルSDGsビジネス創出を共に行う。地域循環共生圏を実現した日本酒造り。

佐賀県鹿島市

松前町(北海道)との連携と地域マイクログリッド構築でともに歩むまちづくり

東急不動産株式会社

みんなで苔(こけ)よう!めっちゃ楽しい苔緑化(「やぁね、こけちゃっかー(屋根苔着車)」の挑戦!)

日本苔緑化研究所

アヒル隊長 / 環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性主流化室

生物多様性賞

「銀寄栗の里山」を「宝の山」に

御菓子司 津村屋

シャトー・メルシャン 椀子ヴィンヤードを通じた生物多様性・里地里山環境の回復

キリンホールディングス株式会社

地域(住民、行政、団体)と協働で取組む「緑のノー・ネットロス」活動 ~30by30への貢献~

豊田合成株式会社

環境省 大臣官房 地域政策課 地域循環共生圏推進室

ロングライフ賞

サンゴ礁から学び「100年後に残す」ことを目指した将来の人材と地域の創造

NPO法人喜界島サンゴ礁科学研究所

工場焼却排熱を活用したサーマルリサイクル(ハイブリッド式閉鎖循環型陸上養殖)の取り組み

三光株式会社

農業×観光×空き家~地域課題解決と持続可能な観光地域づくり~

暮らしの宿 福のや、
※表彰式を欠席されました。

集合写真

Photo Session

環境大臣賞

実行委員会特別賞

10周年特別賞

名刺交換会

Reception Party

表彰式終了後は、10周年を記念し第1回からの歴代受賞者を招いたレセプション・パーティーをおこないました。

グッドライフアワードは全国各地でさまざまな取組を実践している方々を結びつけ、さらなる活動の広がりを応援しています。

グッドライフアワードでは次回以降の再チャレンジを歓迎しています。さらに活動の魅力を高め、来年度第11回グッドライフアワードにぜひご応募ください。たくさんのご応募をお待ちしています!

「第10回 環境省グッドライフアワード 環境大臣賞受賞プレゼンテーション&表彰式」
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