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諸外国における自然再生事業事例(アメリカ・カナダ)


カーナーブル(蝶類)再生事業

対象事業名
カーナーブルー(蝶類)再生事業
The karner blue Restoration Project
事業主体
The nature conservancy / 魚類・野生生物生物庁及び環境保護庁協力
事業実施年度
1996年~
上位計画
明記なし
自然再生を行う対象
カーナーブルー(Karner blue)及びその生息がみられていたIvanhoe自然保護区
上位計画の概要
なし
再生目標
カーナーブルーが生息していたIvanhoe自然保護区において、生息環境を再生させて個体数の回復を図る。
事業背景
・1990年代の初めには、まだKarner blue(蝶類)は、Ivanhoe自然保護区において生息していたが、火入れの抑制によって、その生息環境は減少した。さらに1996年の野火と悪天候により、激烈に個体数が減少した。そして、それから一年以内にはIvanhoe自然保護区でKarner blue(蝶類)はみられなくなった。
・現状の生息環境(ハビタット)は飛び石状に散在するが、これをパッチ状へと誘導する計画である。
・山火事が本種の生息環境及び食草を含む群落(community)の形成に重要な役割を担っている。
事業実施場所/規模
事業実施場所:Ivanhoe自然保護区(レーク州の北部にある自然景観が残っている地域。270種の在来植物と50種の蝶類がみられる。)
規模:10マイル
事業費/資金源
事業費:明記なし
資金源:明記なし
事業内容
・林床の低木や幼木の植被率を下げた。 ・高木を伐採し、林床に日が当たるようにギャップをつくった。 ・計画的な火入れが開始され、木本種を減らし、草本種の生長を促すようにした。 ・離れた生息環境を本種が移動出来るようにして、メタ個体群(生息不適地によって隔てられたいくつかの下位個体群)を存続出来るように計画を立てている。
参考文献/URL
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