第4回「森里川海大好き!読本(仮称)」《編集委員会 開催結果報告》
開催日時
平成30年2月5日(月)14:30~16:30
開催場所
主婦会館プラザエフ 4階シャトレ
出席委員
養老
孟司委員長、
天野礼子委員、
内山
節委員、
竹内
典之委員、
田中
克委員、
辻英之委員、山本
裕一委員
主な議事
1.「読本」原案について
〇全体構成について
読本の全体校正について説明(資料2)。ストーリーとその後のコラムのつながりを良くするために、メインストーリーのあとに小林委員の「つながり」の原稿を入れることとし、その冒頭に前後のつながりの説明文を事務局にて追記したことを説明し、委員全員から同意を得た。
〇執筆者名を入れる場所について
各記事の執筆者名については、すべて各記事の最後に記すこととし、執筆者名のすべてにルビを入れること。また、最後の執筆者紹介においても、どの記事を執筆したかを記すことを事務局から説明し、委員全員から同意を得た。
〇イラストについて
「表見返しの絵」(ストーリーの世界を表現した絵)
トンネル出口から川に流出するところは、滝つぼで淵になっているようにしたらどうか(山本委員ほか)。
神社は小高い丘にあることが多く、社屋の形が神社と言うよりお寺かも(内山委員)。
ため池から海に向けての高低感が無く不自然なので、ため池から下る道に法面をつけるなどして工夫すると良い。(内山委員ほか)
「裏見返しの絵」(陸地からマリアナ諸島沖までウナギが旅をするイメージを表現した絵)
海の向こうの島は不自然なので、無い方が良い。(田中委員)
右側の神社のような建物がある部分を森っぽくして左側の部分と高低差をつけると、森里川海感が出る(事務局・岡野副主査)
これは人間の視点なので、海にいるウナギから陸地を眺めた視点の絵にしたらどうか。(田中委員)
子供からすれば、陸から見ないとわからない。阿部さんのストーリーは人間の側からの見方なので、絵も統一しておいた方が良い。(天野委員)
「その他の絵」
ストーリーに登場する主な生き物のイラストは、もっと子供に身近な昆虫の絵も加えたらどうか。(事務局・中井チーム長)
日本にはオオウナギもいるので、ストーリーのウナギが二ホンウナギであることを、イラストの解説に加える。(田中委員)
〇ストーリーの主人公は釣り好きの男の子だけだが問題ないか
コラムに女性が登場しているので問題はない。私は釣りが好きなんですと、私のコラムに一言加えます。(天野委員)
〇竹内先生のコラムで森林を「もり」と読ませることについては、天野委員が振ったルビで良いかどうかを竹内委員が再点検する。
〇「まえがき」にサブタイトルを追加する
自然に親しむ ~私たちは森里川海でできている~ としてはどうか。(事務局・鳥居副チーム長ほか)
〇森里川海のロゴを表紙に入れる。
2.読本タイトルについて
タイトルは「森里川海大好き!読本」で、いったん「異議なし」となったが、「読本」を付けるべきかどうか検討した結果、付けないこととした。
委員から再度ご提案いただいた以下の4案から、多数決(出席委員とプロジェクトチーム員による)にてタイトルを決定した。
A案「大好き! 森里川海」 2
B案「物語・森里川海大好き!」 2
C案「大好き“森里川海”」 2
D案「“森里川海”大好き!」 5
読本タイトル(決定) 「森里川海大好き!」
D案を採用するが、森里川海を“ ”で括らずに、字体で区別することにする。
3.第5回編集委員会とシンポジウムについて
〇第5回編集委員会について
次回は最終会で3月21日の午前10時からの開催とする。会場は本日と同じ、東京・四ツ谷の主婦会館プラザエフ4階の会議室シャトレ(同じ部屋)。
〇シンポジウムについて
シンポジウムは、同じプラザエフ6階の大会議室カトレアにて、13時から開催する。集客は教育関係者という狙いはあるが、広く一般を対象に150~180名を想定し、会場配置は資料7の通りとする。
資料6がシンポジウムのスケジュール案で、養老委員長に基調講演をお願いする。
基調講演に続く委員紹介では、委員の全員を紹介する。
ストーリー執筆者の阿部夏丸さんには、森里川海トークとして「大発見は足もとに」に込めた思いやご自身の活動を紹介していただく。
パネルディスカッションには、今後読本普及にご協力頂く文部科学省の主任視学官、学校ぐるみで森里川海の普及に取り組む東京都八王子市立弐部方(にぶかた)小学校の清水校長先生、阿部夏丸氏、編集委員3名が登壇し、JEEFの川嶋直をコーディネーターとして実施する。
パネルディスカッションに登壇する委員は、天野委員、内山委員、小林委員の3名としてはどうか。(天野委員、山本委員)
パネルディスカッションでは、ウナギの話とサケの話について阿部さんとの話が広がると思う。小林先生が入ると、森里川海についてのお話がスムースに進む。全体のお話をまとめるには小林さんが適任。(天野委員)
内山先生は日程調整ができたら、パネリストになって頂く。
4.平成30年度事業について
資料8をもとに事務局から説明。作ってからが本番、全校の一人一人に配る予算はないので段階的に考えている。セミナーやワークショップを通じて配ろうかと考えている。(事務局・鳥居副チーム長)
インターネットで全国の小中学校に配って、読書感想文の推薦図書や課題図書にしてもらうようなお願いを、環境省からしていくのはどうか。(内山委員)
環境省で読書感想文のコンクールをやったらどうか。またコンクールで表彰された子供たちを、小林先生の芦津の森や、泰阜村(辻委員の自然学校)に招待するのはどうか。(天野委員)
遠足でも「森里川海を見る遠足」というのが広がれば良い。修学旅行も同様。(内山委員)
以上
当日配布資料