「つなげよう、支えよう森里川海」シンポジウム in 羽村
WEB開催レポート
- 開催日時
- 平成27年12月11日(金) 15:00~17:30
- 開催場所
- 羽村市生涯学習センター 「ゆとろぎ」小ホール
- 参加者数
- 132名
- 主催・共催
- 主催:環境省、共催:羽村市
- プログラム
「つなげよう、支えよう森里川海」シンポジウムin羽村が開催され、羽村市をはじめとした多くの地域住民の方々に、ご参加いただきました。
まずは井上信治環境副大臣からの主催挨拶、共催いただいた並木心羽村市長から挨拶が行われ、その後「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトの紹介、美しい多摩川フォーラム副会長であり東京農工大学名誉教授の小倉紀雄さんによる基調講演、羽村市出身の海洋冒険家八幡暁さんによる特別講演、さらに多摩川流域で自然の恵みの保全と活用に取り組まれているパネラーによるパネルディスカッションを行いました。
- (1)主催挨拶
- 井上 信治 環境副大臣
- (2)共催挨拶
- 羽村市長 並木 心 様
- (3)「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトの紹介
- 環境省自然環境局自然環境計画課長 鳥居 敏男
- (4)基調講演
- 『美しい多摩川フォーラム取組、地域で取組む市民参加の水質調査』
美しい多摩川フォーラム 副会長/東京農工大学名誉教授 小倉 紀雄 氏多摩川流域で1980年代から始まった市民参加の水質調査についてお話を頂きました。市民が環境を自ら調べ、問題の解決に結びつける「市民環境科学」の重要性、誰でも参加出来る水質調査の手法、多摩川での取組の様子、全国への広がりについてお話を頂きました。地域の経済・生活に大きな恩恵を与える一方で、様々な影響を受けている多摩川を、市民が継続して見つめていく大切さを再認識しました。
また、『美しい多摩川フォーラム』の活動をまとめた映像を上映し、若い世代を中心に自然との関わりが徐々に薄れつつある中、多摩川の保全と活用に向けた様々な取組を行っていることをご紹介いただきました。 - (5)特別講演
- 『多摩川からはじまった水を巡る旅』
海洋冒険家 羽村市出身 八幡 暁 氏羽村市を流れる多摩川の水辺を遊び場に育ち、大学在学時から海の魅力に目覚めた八幡氏から、シーカヤックの旅で出会った各地の環境に根ざした生活・文化・笑顔などを通して学んだ、水との関わりの大切さについてお話をいただきました。
- (6)パネルディスカッション
- テーマ:森里川海を見つめ直して、地域で活かそう
コーディネーター:小倉 紀雄 氏
パネリスト:
美しい多摩川フォーラム副会長 ダニエル・カール 氏
多摩川源流大学現地責任者 石坂 真悟 氏
海洋冒険家 八幡 暁 氏
『中西哲生のクロノス』パーソナリティ 高橋 万里恵 氏
環境省自然環境計画課長 鳥居 敏男パネルディスカッションでは5人のパネラーにご登壇いただき、多摩川流域の恵みを引き継ぎ、引き出す活動についてディスカッションを行いました。
パネラーの皆さまからはそれぞれの立場での多摩川の魅力、活動紹介と活動の目指すところをお話し頂、ダニエル・カールさんからは多摩川の魅力とイカダレースに参加された体験、石坂さんからは学生の実習による「多摩川源流大学」の取組についてのお話がありました。
そして、多様な主体の連携による森里川海の保全と活用の仕組みづくりに向け議論しました。市民・行政・企業が一体となって地域、まちづくりを進め、それを流域全体としてつなげていくこと、上流域と下流域が交流することの大切が指摘されました。また、子どもがワクワクするように、川遊びなどの色々な入口に入ってもらえば、もっと川海に身近になるとの意見があり、足もとにある自然に多くの子どもたちが触れることやそれを教えられる大人が増えることが大事で、それを学べる機会や場が重要なことについて話がありました。石坂氏より、ぜひ上流に遊びにお越しください、との呼びかけがありました。 - (7)参加者全員で記念撮影
- シンポジウム終了後、参加者の皆さんと記念撮影。