「GTFグリーンチャレンジデー2019in新宿御苑」開催レポート

 このイベントは、毎年「つなげよう、支えよう森里川海」と「COOL CHOICE」をテーマに、日々の生活が森里川海の恵みに支えられ成り立っていることの認識を深め、豊かな森里川海を将来に引き継ぐために、一人ひとりがその恵みに感謝し、自発的な低炭素型社会に貢献する製品への買換え・サービスの利用・ライフスタイルの選択を促すことを目的に開催しています。

 イベントテーマは、5つの「MY行動宣言」
「たべよう」「ふれよう」「つたえよう」「まもろう」「えらぼう」エリアに分かれて、79店舗が出展しました。


スタンプラリーを実施

 会場全体を回遊する仕組みとしてスタンプラリーを実施しました。会場12カ所に設置したブースのうち4つ以上周り、ブースにて指定のアクションを実施して、MY行動宣言の5つのアクションに参加していただきました。結果、932名の方がスタンプラリーに参加して、「MY行動宣言」を行いました。

 「自然環境計画課ブース」では、「雲を描くワークショップ」と「いきものアニメワークショップ「サンゴの骨格染めワークショップ」を実施しました。

 

「雲を描くワークショップ」

 雲は何でできているのだろう?という森里川海の循環の説明から始まり、実際に講師が絵具で雲を描いてみます。最初は水張り。水を含ませた刷毛で紙の両面を濡らしたあと、平筆で白、水色、青色と色を置いていきます。そして色を削り取る形で雲を描きます。雲の立体感、光はどこから当たっているのだろうと考えながら、影の部分に色をつけます。たくさんの方に参加していただき、様々な雲が完成しました。

              

「いきものアニメワークショップ」

 12コマの異なったポーズのいきものの絵柄を3つ用意して、その中から好きな絵柄を選んで色を塗ってもらい、下記のおどろき盤(フェナキスティスコープ)を制作しました。“いきもの”の“動き”をアニメで楽しむワークショップです。アンバサダーの中島早貴さんやまことさんにも体験していただきました。 色塗りができたら、割りばしと円盤を画鋲で留めます。絵が描いてある方を、鏡に向けて、スリットからのぞきながらくるくると円盤を回すと・・・なんと絵が動き出す!というものです。  なぜ、動いているように見えるかというと、絵や光の刺激が、一定間隔で次々に変わること、その間が欠けることで、脳がその欠けている間を埋める動きを作り出し、それを「仮現運動」といいます。アニメーションの仕組みが分かる遊びです。


              

「サンゴの骨格染め」

 今年も、コーラルネットワークさんにご協力いただき、サンゴの骨格染めワークショップを開催しました。 若い女性の参加も多く見受けられました。皆さん、サンゴの骨格を利用した模様を、工夫して綺麗に作っていらっしゃいました。


まとめ

 今年は、1日目が33度という暑さ、2日目が雨で23度くらいと涼しく、気候の変化を肌で感じる2日間となりまし た。いきものアニメワークショップを体験したまことさんに、「このワークショップは“生物多様性”とどういった関係が あるの?」と質問を受けました。カエルは着地するとき、おなかから着地します。アニメにするとわかりやすいので、ア ニメで動きを楽しみ、次は実際の生き物を観察して動きを楽しんでもらいたいです、と話しました。来年のワークショッ プも楽しみにしてください。