ササユリの香りただよう伊島~森里川海ミニフォーラム in 阿南市~
WEB開催レポート
- 開催日時
- 平成28年2月13日(土) 13:00~16:00
- 開催場所
- 阿南ひまわり会館
- 参加者数
- 113名
- 主催・共催
- 主催:環境省、四国環境パートナーシップオフィス(四国EPO)
共催:阿南市、(独)国立高等専門学校機構阿南工業高等専門学校
協力:生物多様性とくしま会議、とくしま環境県民会議、四国生物多様性ネットワーク
- プログラム
「つなげよう、支えよう森里川海」全国リレーフォーラム中国四国ブロックを総括するミニフォーラムが徳島県阿南市で開催されました。阿南市は生物多様性の重要スポットとして、また、阿南市内にある伊島は、平成27年度環境省の「重要里地里山」に認定されています。当日は、ササユリ保全にとりくむ地元の中高生に記念品を贈呈しました。
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会場風景 -
参加者をお迎えするあななんとアヒル隊長
- (1)主催挨拶
- 環境省 環境大臣政務官 白石 徹
- (2)開催地(共催)挨拶
- 阿南市長 岩浅 嘉仁
- (3)記念品贈呈
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阿南市は生物多様性のホットスポットとして、また、阿南市内にある伊島は、平成27年度環境省の「重要里地里山」に認定されています。当日は、白石環境大臣政務官及び、岩浅市長より記念品と看板の贈呈が行われました。
- (4)プロジェクト説明
- 環境省 自然環境局自然環境計画課長 鳥居 敏男
- (5)基調講演
- 『人と自然のつながり~かく乱と共生~』
国立環境研究所 主席研究員・農学博士 五箇 公一氏生物多様性の視点で、森里川海プロジェクトに寄与する方策や考え方やヒントをわかりやすく講演いただきました。自然財産は人間のためだけのものではなく、人間は森里川海の多様な生物の中で共生していることを確認。その視点で、森里川海など自然とどう向き合うべきかをお話しいただきました。
- (6)事例発表
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①「未来へつなごう!あなんのごっつい自然
~阿南市生物多様性ホットスポット~」
国立高専機構・阿南高専 渡辺 雅子氏『豊かな自然』を評価する必要とその手法について講演をいただきました。また、阿南市の生物多様性の6つのスポットの説明とそれを保全して、また逆に活用するための仕組づくりについてもお話しいただきました。
阿南市伊島中学校 生徒のみなさん平成19年度~21年度がピークで近年は減り続ける傾向であるササユリ。島の宝物のササユリを保護して、如何にすれば少しでも増やせるかについての活動報告でした。これまで地道な下草刈りや保護活動について、島外への情報発信も行ってきました。
徳島県立新野高等学校 生徒のみなさん新野高校では、昭和60年から約30年間バイオテクノロジーを活用した伊島ササユリの保護・増殖活動を行ってきました。次第に和が広がり平成26年には初めて自然への移植を行いました。関係者からも大変大きな期待を寄せられています。
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- (7)グループディスカッション
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五箇先生の生物多様性の基調講演、減りゆく伊島のササユリの保全の取組の話を聞いたあとに、参加者で、グループディスカッションを行いました。“命“、”生物“といった人間も生物多様性の一部であることを前提に、我々人間が未来に自然の恵みを受け継いで行こう、という意見の出された特徴のあるディスカッションとなりました。
- ★えんたくんに記載されたキーワード
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残すためのアクションのキーワード エゴよりエコ 人間と生物との共存! 地域間・官民の連携 食べることを通して
無関心な人にも関心を
持ってもらう生かされている命をつなぐ 自然との関わりを
”遊び”の場を創造して
復活させて生きていく!!TPPは生物多様性のキキ?! 伊島に実際に行ってみる
(※特に若者が) - ★えんたくん(記載写し)