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外来生物ってなに?(がいらいせいぶつってなに) 生き物を飼う時の注意(いきものをかうときのちゅうい) ハカセに聞く(はかせにきく) 調べてみよう(しらべてみよう)

1.外来生物ってなに? >2.どうやってやってくるの? >3.どんなことが問題になっているの? >4.外来生物は悪いやつ?
日本には、外来生物が2000種以上も住んでいるといわれています。
この2000種、ぜんぶが問題になっているわけではありません。

たいていの外来生物は、やってきた地域の自然になじめなかったり、
限られた地域でしか生活できず、問題にならないのですが、
ときどき、やってきた地域の自然にうまく入りこみ、数をたくさん増やして、問題を引きおこすものがいます。

外来生物が引きおこす問題は大きく分けて、3つあります。

  (1)日本にもともと住んでた生き物や自然への問題
     もともとその地域に住んでいた生き物を、食べたり、エサを横取り(よこどり)することで、
     もともと住んでいた生き物を絶滅(ぜつめつ)させたり、
     その地域に成立していた生態系(せいたいけい)のバランスを崩して(くずして)しまう

  (2)人間への問題
     毒(どく)をもっていたり、人間をさしたり、かみついたりする

  (3)農業・林業・漁業への問題
     畑の作物(さくもつ)を食べてしまったり、漁師(りょうし)さんがとる魚を食べてしまう


とくに、もともと住んでいた在来生物(ざいらいせいぶつ)を絶滅させてしまうということは、
絶滅した生き物を、再び生き返らせることはできないため、
いままで、長い時間をかけて進化(しんか)してきた生き物が、永遠に地球上からいなくなってしまうこともあります。
外来生物がもともと住んでいた生き物を食べてしまう 外来生物が在来生物を食べている図 外来生物の植物が日陰(ひかげ)をつくってしまうことで、もともとそこにはえていた植物がかれてしまったり、大きくなれなくなってしまう 外来生物が日陰を作る図
外来生物に近いなかまの生き物がいた場合、繁殖(はんしょく)して、雑種(ざっしゅ)をつくってしまい、もともと住んでいた生き物の遺伝子(いでんし)がなくなってしまう 外来生物と在来生物の雑種の図 人間にかみついたり、毒(どく)をもっていたりすることがある 外来生物が人をかんでいる図
畑の野菜(やさい)や作物(さくもつ)を食べてしまう 外来生物が畑を荒らしている図

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環境省 自然環境局 野生生物課 外来生物担当
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