環境省では、日本の生態系等に被害を及ぼす又は及ぼすおそれのある外来種について、
規制や防除、理解促進等に取り組んでいます。
アカミミガメ・アメリカザリガニの飼養等基準
- 外来種問題を考える
- 注目の外来種
- 2023年6月1日よりアカミミガメ・アメリカザリガニの規制が始まります！
- アカミミガメ・アメリカザリガニの飼養等基準
アカミミガメ・アメリカザリガニの飼養等基準
飼養等基準とは、飼養等している個体を逃がさないようにするための施設や取扱い方法等に関する基準です。
アカミミガメ・アメリカザリガニの飼養等（飼養・保管・運搬）において、次のような場合は、環境省が定める飼養等基準を遵守することが必要となります。
- 販売・頒布を目的とした飼養等や、販売・頒布・購入をすることは原則として禁止されますが、学術研究、展示、教育、生業の維持の目的で飼養等を行う場合については、主務大臣の許可を得ることで販売や購入等を行うことが可能です。許可を受けるためには飼養等基準を遵守することが必要です。なお、生業の維持については、指定（規制開始）前から営まれているものに限ります。
- 販売・頒布を目的としたものではない飼養等や、購入を行わない場合については飼養等の許可手続きは不要ですが、業として飼養等をする場合は、飼養等基準を遵守することが必要です。
- 手続きの要否については、こちらの規制の詳細ページや、下記リーフレットをご参照ください。
- 事業者向けリーフレット（アカミミガメ） [PDF 38KB]
- 事業者向けリーフレット（アメリカザリガニ） [PDF 38KB]
▶アカミミガメの飼養等基準の内容について [PDF 118KB]
▶アメリカザリガニの飼養等基準の内容について [PDF 116KB]
一般家庭でアカミミガメ・アメリカザリガニを飼育する場合においても、飼養等基準の内容を参考として頂き、脱走防止対策をとることを推奨します。野外に逃げ出しやすい状況で飼っているなどの不適切な管理によりこれらを野外に逃がした場合は、積極的に野外に放ったわけでなくても放出禁止違反として罰則・罰金の対象となり得ますのでので、ご注意ください。
アカミミガメ・アメリカザリガニを逃がさないための飼育のポイント
※以下の内容は一般家庭で飼う場合も含めて参考にして頂きたい飼育のポイントをまとめたものです。飼養等の許可を受ける際や、業として飼養等をする際に遵守が必要となる飼養等基準については、上述の資料をご参照ください。
≪水槽などの容器で飼育している場合≫
- 飼育容器のフタをしてください。
- 特にアカミミガメを屋外で飼育している場合や、日光浴をさせるために屋外に出す場合には、フタを押し上げて脱走したり、ノラネコやカラスなどの外敵に持ち去られないようフタに重しになるものを乗せてください。
- アメリカザリガニもフタを押し上げてしまうこともあるため、フタに重しになるものを乗せてください。また、エアチューブを伝って脱走しやすいため、この部分もしっかり閉じてください。
- 水槽の掃除のために一時的に個体を出すと、目を離したすきに脱走することがあります。別のフタつきの容器に入れて逃げ出さないようにしてください。
≪庭の池などで飼育している場合≫
- 池から上陸できない構造とするか、陸に上がった個体が逃げ出さないよう池の周囲に柵などの囲いをつけてください。
- 囲いの内部には、アカミミガメやアメリカザリガニが登って逃げ出すような樹木や構造物が無いようにしてください。
- 排水設備から他の水域に流出しないように逸出防止装置をつけてください。特に子ザリガニの流出に留意してください。
コンクリートブロックの囲いは
ザリガニが登ってしまうのでNG！
網目状のフェンスはカメが角の部分を
登って脱出することがあるので注意！
