谷川岳エコツーリズム推進全体構想[
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谷川岳エコツーリズム推進全体構想の概要[
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群馬県みなかみ町では、上信越高原国立公園に指定されている谷川岳を、旅行者が自然の生態系に悪影響を及ぼすことなく楽しむことができるよう取組を進めており、その有効な手段としてエコツーリズムの推進を掲げています。
自然環境への配慮、観光振興・地域振興への寄与、環境教育への活用を基本理念とするエコツーリズムの導入により、地域の発展・向上につなげることを目的として、「守る・活かす・交わる」の3つの基本方針のもと「谷川岳エコツーリズム推進全体構想」を作成しました。
上信越高原国立公園に指定されている地域を含め、谷川岳東面と群馬県の自然環境保全地域に指定されている朝日岳と白毛門の東面などを含んだ地域を設定しています。これらの地域は観光客や登山者などの利用が集中しており環境負荷が非常に高い地域です。
自然環境に係るもの
カタクリ
ヤマアカガエル
生活文化に係るもの
エコツーリズムの推進のため、次の6点に対しルールを設定しています。
案内(ガイダンス)については、人と人とのふれあいを大切にし、効果的に地域の魅力を伝えるために、専門のガイドによる直接解説や体験指導を主な方法とします。
プログラムとしては、山岳地形の魅力、湯桧曽川、動植物の魅力、地域の歴史を活用したエコツアーを掲載しています。
日々行う簡易モニタリングと、数年に1回程度実施する本格的な定期モニタリングの2つを同時に運用し効果的に活動に反映させます。
動植物や地形地質などモニタリングの対象を6つに区分し、それぞれのモニタリング方法、実施主体及び各主体の役割を設定しています。
モニタリング評価結果において対策が必要な事象については、次の3タイプに分け協議します。
みなかみ町、事業者、地域住民、NPO法人、エコツアーガイド、土地所有者等、その他エコツーリズムに関連する活動に参加する者並びに関係行政機関及び関係地方公共団体から構成されています。