国際的な取り組み
ICRI総会の開催記録

第31回ICRI総会

開催日2016年11月2日~4日
開催場所パリ(フランス)
事務局フランス・マダガスカル 共同
参加者60名程度

概要

  • 日本・タイからフランス・マダガスカルへの事務局のハンドオーバーが行われました。
  • 前事務局からの活動報告として、日本から、2016年2月にフィリピンで開催した第5回国際亜熱帯生態系シンポジウムについて報告しました。
  • 本総会から、Blue Finance(仏)、Coral Guardian(仏)、グレートバリアリーフ財団(豪)、GRID Arendai(諾)、国際サンゴ礁学会の5団体が、新しくICRIメンバーに加入しました。
  • 以下の5テーマからなる、新事務局による行動計画が採択されました。
  •  ・気候変動に向けたサンゴ礁及び関連する生態系の対応についての普及啓発への貢献

     ・サンゴ礁に関する国際的な要望への対応

     ・規制によるサンゴ礁やマングローブ及び藻場に対する人為的な脅威の削減への貢献

     ・より良い管理のためのサンゴ礁現状モニタリング

     ・教育を通した保全の水深

  • 以下の3勧告、1決議、1作業要綱が採択されました。
  •  ・海洋環境におけるプラスチック・マイクロビーズによる汚染の低減に関する勧告

     ・地球規模白化現象によるサンゴ礁の健全度の低下に関する声明についての勧告

     ・2018年を第3回国際サンゴ礁年に指定することに関する勧告

     ・地球規模サンゴ礁モニタリングネットワーク(GCRMN※)に関する決議

     ・気候変動に関する特別委員会の作業要綱

  • 2014~2016年にかけて世界各地で起こった高水温による大規模白化現象の後のモニタリングに関するワークショップが開催されました。
  • ※GCRMN:各国や各地域の既存の機関をつないで国際的なネットワークを構築し、その枠組み内において、それぞれのサンゴ礁の現状を調査して把握するための能力開発や情報提供を行うネットワークです。
    詳しくはGCRMNをご覧ください。