PEOPLE & WORK 環境省で働く

自然系

自然系職員(レンジャー)は、人と自然とのより良い関係を築き、豊かな自然環境を将来の世代に引き継いでいく仕事をしています。
仕事の内容は、国立公園など保護地域の指定や管理、絶滅のおそれのある野生生物への対応、
野生鳥獣の管理、自然環境に関する全国調査、失われた自然の再生、自然とふれあうための施設の整備など幅広い分野にわたります。
勤務地は、環境省本省、国立公園や野生生物の対応にあたる地方環境事務所等の現場が主で、他省庁、地方自治体、海外機関での勤務もあります。

本省では、制度づくりや施策の実施に必要な予算要求など、
全国規模の仕事をする一方、地方環境事務所等では現場の第一線でリアルな環境問題に向き合う仕事をします。
これらの仕事には自然についての幅広い知識や理解力に加え、課題に真剣に取組む熱意や、
人と人、人と自然をつなぐコミュニケーション力が求められます。

自然系職員の仕事は、関係者との厳しい調整などもありますが、
勤務地での自然・人・文化との出会いはかけがえのないもので、やりがいが多く、楽しい仕事です。

Interview 職員インタビュー

2007年入省/総合職自然系(旧国家Ⅰ種 農学Ⅲ)

自然環境局自然環境計画課

大澤隆文

国立公園の保全管理、外来種対策、
生物多様性条約などを担当したほか、
カナダ・ダルハウジー大学(院)で気候変動及び自然保護関連の研究も経て、現在は海洋の自然保護を担当。

メッセージ

学生時代に森林生態学を専攻していたことをきっかけとして、自然保護関連の実務を沢山経験することに恵まれました。
大雪山国立公園で自然保護官として現地を保全・管理したり、2017年に世間を騒がせた外来種ヒアリの港湾等における調査・防除等をしたり、生物多様性条約やIPBESといった国際的枠組みにおける交渉等も経験し、世界レベルから特定の保護区レベルまでの多様な次元で、世の中の環境が少しでも良くなるように努めてきました。
現在は、日本の沖合域に広大な海洋保護区を設置して海底の生態系を守るべく、制度の設計の検討などをしており、そのスケール感は壮大です。このように、自分の専門性を磨きつつ、世の中にも貢献できる魅力的な仕事です!

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