環境省
VOLUME.61
2017年10・11月号

メダルのために、アクションしよう

使用済みの小型家電を集めるために、大きく5つの回収方法が選べます。ここでは、それぞれの回収方法の特徴を紹介します。回収方法は自治体ごとに異なるので、まずは、みなさんが住んでいる地域でどのような回収が行われているか、ここから確認してみてください。

CHECK

メダル専用の回収は、このマークが目印です

メダル製作へのご協力は、「みんなのメダルプロジェクト」のマークがある回収をご利用ください。

、「みんなのメダルプロジェクト」のマーク

1.ボックス回収

1.ボックス回収

回収ボックスを公共施設や商業施設などに設置し、ボックスに直接投入した物を定期的に回収します。自治体または認定事業者が、公共施設や商業施設など、全国約7,000カ所にボックスを設置。携帯電話やデジカメなど、主に小さなサイズの小型家電が対象です。

2.拠点回収

2.拠点回収

自治体が指定するステーション(ごみ回収場所)やクリーンセンターなどで、定期的に行っている資源回収と合わせて、「小型家電」という区分を設けて回収する方法です。28品目ほとんどの小型家電が対象のケースが多いです。

3.認定事業者による直接回収

3.認定事業者による直接回収

宅配便回収や家電量販店の購入商品配送時の回収、認定事業者の事業所や工場などの拠点での回収などがあります。自宅での引き渡しが可能になることや買い替え時の排出ニーズを的確に捉えて回収しています。

4.イベント回収

4.イベント回収

4.イベント回収

自治体などが主催する各種イベント会場にボックスを設置し、イベント開催の期間に限定してボックス回収を行う方法です。

5.ピックアップ回収

5.ピックアップ回収

5.ピックアップ回収

各自治体で排出された粗大ごみや不燃ごみから、使用済小型家電をリサイクルセンターなどでピックアップする方法です。

プライバシーを守ります

市区町村や、国の認定を受けた認定事業者は、回収からリサイクルに至るまで、盗難対策を講じるなど最後までしっかりと管理します。また、携帯電話は携帯ショップ、パソコンはメーカーでも回収しています。

無許可業者に渡さないで

小型家電は鉛などの有害な物質を含むものもあるため、適正な処理が必要です。無許可業者によって回収された家電が、不法投棄や不適正処理された事例もあります。法に基づいた適正な処理にご協力ください。

STEP1

LEARN FROM THE BASICS /「小型家電リサイクル法」を知ろう

各家庭に眠る、日本の貴重な資源である都市鉱山を有効活用するため、2013年4月に始まった「小型家電リサイクル法」。回収ボックスや集積所で回収された小型家電はどのようにリサイクルされ、どんな風に生まれ変わるのでしょうか?

回収された小型家電はどうなるんだろう?

回収された小型家電はどうなるんだろう?

小型家電リサイクルはどの程度進んでいる?

 金属の再資源化量の実績の合計は、2013年度は7,512t、2014年度は22,863t、2015年度は29,970t。再資源化額も、2013年度は6.9億円、2014年度は18.9億円、2015年度は21.6億円と着実に増えている。
 再資源化量に占める割合は鉄が大きく、2015年度では約88%。再資源化額に占める割合は金、銅が大きく、2015年度では金が約43%、銅が約25%におよんでいる。中でもパソコン、携帯電話は回収量が増加傾向にあり、2015年度で携帯電話は117t、パソコンは2,448tを回収している。

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