当日の模様
TEMM12は、2010年5月22日(土)、23日(日)に開催されました。22日は支笏湖国際太鼓の演奏による各国大臣の出迎えを皮切りに、植樹祭等の記念式典、 2国間環境大臣によるバイ会談、アイヌ協会千歳支部等によるレセプションを開催。23日はTEMM本会合を開催し、引き続き署名式・共同記者会見を行いました。 その後、同主催の昼食会では、苫小牧市、千歳市による発表を実施。 その後、ウトナイ湖野生生物保護センターの視察では、学生やエコクラブによる発表が行われました。
5月22日(土)
お出迎え国際太鼓
地元支笏湖小学校児童で編成する「支笏湖国際太鼓ジュニア」が歓迎の演奏をしました。
植樹
北海道でも古くから暮らしの中でさまざまに活用され、中国、韓国でも生育しているカツラの苗を植えました。
支笏湖ビジターセンター
支笏湖ビジターセンターを視察して、支笏湖の自然(火山活動の様子や、周辺に生息する生き物の生態など)に関する展示をご覧になりました。
日中会談
越境汚染について、小沢環境大臣より、日中韓三ヵ国の黄砂発生源対策に係る作業部会及び光化学オキシダントに係るワークショップの中国開催を要請したところ、中国側の承諾が得られました。
日韓会談
2012年の気候変動枠組条約COP18の韓国開催への支持要請があり、小沢環境大臣としては韓国を積極的に支持していきたい旨を述べました。また、排出量取引制度について、二国間で情報交換を進めることに合意しました。
支笏湖アイヌ古式舞踊
夕食会では、北海道アイヌ協会千歳支部と千歳アイヌ文化伝承保存会によるアイヌ文化紹介と古式舞踊が披露されました。
5月23日(日)
TEMM本会合
小沢環境大臣が議長を務め、各国の環境政策の進展、地球規模及び地域のチャレンジについて討議を行い、「環境協力に係る三ヵ国共同行動計画」及び共同コミュニケが採択されました。
記念撮影
韓国:李 萬儀(イ・マニ)環境部長官、日本:小沢 鋭仁 環境大臣、中国:周 生賢(しゅう・せいけん)環境保護部長(写真:左から順に)
署名式
三大臣による署名が行われました。
ウトナイ湖視察
ウトナイ湖野生鳥獣保護センターでは、自然環境や野生鳥獣についての自然教育を行う場となっている施設をご覧になりました。
エコクラブとの交流
苫小牧市の『環境省こどもエコクラブ』の代表10名が、日頃の取組みについて発表しました。
学生による発表
日中韓の学生25名が環境問題を解決する為に自分たちができること、するべきことなどについて討議した内容を発表しました。
お見送り
児童・学生の皆さんでお見送りしました。
第12回 日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM)会合等日程表
5月22日(土)
- 各国代表団を支笏湖国際太鼓の演奏で出迎え
- 支笏湖畔視察及び記念植樹
- 日中環境大臣会談
- 日韓環境大臣会談
- 中韓環境大臣会談
- レセプション
(北海道アイヌ協会千歳支部によるアイヌ文化の紹介)
5月23日(日)
- TEMM本会合
- 署名式・共同記者会見
- 北海道主催昼食会および発表/苫小牧・千歳市両市による
- 視察
(ウトナイ湖野生生物保護センター/学生・エコクラブ発表) - 中国・韓国環境大臣をお見送り