インドネシアの環境政策の発展に貢献するため、環境省はこれまで様々な分野での協力を実施してきました。
2012年12月5日には、環境分野における相互協力を強化し、促進し、発展させるため、カタール国ドーハにおいて、長浜環境大臣とインドネシア共和国のバルタサル・カンブアヤ環境大臣が「日本国環境省とインドネシア共和国環境省の間の環境協力に関する協力覚書」に署名しました。2017年4月には、 山本環境大臣とシティ環境林業大臣が環境協力に関する覚書を更新しました。本協力文書に基づき、廃棄物処理、水質汚濁、大気汚染、気候変動、等の分野において、相互協力を進めていきます。
開催年 | 開催地 | 会議概要 |
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第1回 (2014年) |
スラバヤ | 二国間関協力のレビューとして、二国間クレジット制度(JCM)プロジェクト、廃棄物管理、水質汚染防止、コベネフィットプロジェクトなどの順調な進展を確認し、日本がJCMを活用してASEAN ESCの支援を継続すること、ASEAN各国にJCMへの賛同を求めること、インドネシア環境省の環境政策発展センター(EPDC)の支援を行うことを合意しました。 |
第1回 日本・インドネシア共和国環境政策対話の結果について | ||
第2回 (2018年) |
ジャカルタ | 両国は、これまで協力について意見交換を行い、チタルム川の水質に関する協力を進めること、水銀管理に関する協力を進めること、廃棄物管理に関する協力を進めること、ASEAN+3やG20に向け海洋プラスチックごみ分野で協力していくこと等に合意しました。 |
第2回日本・インドネシア環境政策対話の結果等について | ||
第3回 (2021年1月) |
オンライン | 小泉環境大臣、シティ・ヌルバヤ環境林業大臣の出席による閣僚級対話と事務方級の対話を実施し、環境協力覚書の8つの協力分野の具体的な協力いついて議論するとともに、環境協力覚書の更新に向けて、協力分野や具体的な行動計画の策定などについて実質的に合意をした。 |
日本・インドネシア環境ウィーク(政策対話、環境セミナー)の結果について | ||
海事・投資調整大臣及び環境林業大臣との会談 (2021年2月) |
オンライン | 小泉環境大臣はインドネシア共和国ルフット・パンジャイタン海事・投資調整大臣、シティ・ヌルバヤ環境林業大臣とオンラインによる会談を行った。会談では、廃棄物発電や海洋プラスチックごみ対策、チタルム川水質汚染などに関する議論を行い、それぞれの分野に関する協力について、共同声明として合意した。 |
小泉環境大臣とインドネシア・ルフット海事・投資調整大臣との会談の結果及び共同声明について 日本国環境大臣とインドネシア共和国海事・投資調整大臣との共同声明(仮訳) Joint Statement between the Minister of the Environment of Japan and the Coordinating Minister for Maritime Affairs and Investment of the Republic of Indonesia (英語オリジナル) |
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2022 (2022年8月) |
バリ | 西村環境大臣及びシティ・ヌルバヤ環境林業大臣は会談を行い、廃棄物管理や気候変動等の分野における更なる協力等に関して意見交換を行うとともに、「日本国環境省とインドネシア共和国環境林業省との間の環境協力に関する協力覚書」に署名した。 |
日本国環境省とインドネシア共和国環境林業省との二国間会談及び環境協力に関する協力覚書の署名について | ||
2023 (2023年7月) |
ジャカルタ | 第1回包括的環境協力パッケージに基づく合同委員会を、第7回廃棄物処理合同委員会と合同開催し、廃棄物管理やマングローブ管理等に関する協力活動の報告、及び今後の協力に向けた確認を行った。また、環境林業省との間で、環境協力覚書に基づく技術対話を実施し、廃棄物管理、有害物質管理、気候変動等の各協力分野における意見交換を行った。 |
日本国環境省とインドネシア共和国環境林業省との二国間会談及び環境協力に関する協力覚書の署名について |