2021年度調査の回答者を年齢により3群(16~39歳、40~64歳、65歳以上)に分類し、こころの健康度をK61を用いて比較しました。その結果、K6で支援が必要と考えられる人の割合は、若年者の方が高い傾向にありました。
また、2021年度調査時の住所を福島県内と県外に分類し比較した結果、一般成人(16歳以上)のK6で支援が必要と考えられる人の割合は、県内よりも県外の方が高い傾向がみられました。日本の先行研究(川上, 2007)における割合(3.0%)と比較すると、県内は約1.9倍、県外では約2.8倍の高さとなっていることがわかります。
1. K6:気分の落ち込みや不安に関する6項目(例:「神経過敏に感じましたか」「絶望的だと感じましたか」等)について、それぞれ過去30日間の頻度を尋ねた質問で、16歳以上を対象に実施しています。この尺度によって気分障害や不安障害の可能性について判定しました。
本資料への収録日:2019年3月31日
改訂日:2024年3月31日