環境省では、大学生・大学院生をはじめとする多くの方々に、環境に配慮した働き方、また仕事のあり方について、一緒に考えていただくための場として、エコインターンシップシンポジウムを平成20年12月21日に東京国際フォーラムにて開催しました。 本シンポジウムでは、明治大学教授 北野大氏による基調講演のほか、インターンシップに参加した学生による活動報告、さらに、「環境に配慮した社会に向けた『仕事』のあり方」というテーマで、各界でご活躍されている方々をお招きし、パネルディスカッションを行いました。 当日は、学生、企業の方々など、約150名の参加がありました。

シンポジウムの様子
第一部:基調講演
- テーマ:「地球環境問題の現状と『個人』そして『企業』ができること」
- 北野 大氏(明治大学教授)

北野 大氏
第二部:平成20年度エコインターンシッププログラム活動報告
- [1]エコインターンシッププログラムの概要
- 環境省環境保健部化学物質審査室室長補佐 木野 修宏
当日の発表資料 エコインターンシッププログラムの概要(PDF形式 : 955KB) - [2]インターンシップ報告(学生)
- (株)ブリヂストンでの体験報告(PDF形式 : 1,668KB)
- 積水化学工業(株)での体験報告(PDF形式 : 420KB)
- 住友化学(株)での体験報告(PDF形式 : 199KB)
- カシオ計算機(株)での体験報告(PDF形式 : 901KB)
- セイコーエプソン(株)での体験報告(PDF形式 : 215KB)
- 旭硝子(株)での体験報告(PDF形式 : 303KB)
- (株)東芝での体験報告(PDF形式 : 549KB)
- 花王(株)での体験報告(PDF形式 : 1,286KB)
- (株)村田製作所での体験報告(PDF形式 : 661KB)
- 住友スリーエム(株)での体験報告(PDF形式 : 1,811KB)

インターンシップ報告の様子
環境省から本プログラムの目的・概要などについて説明がありました。
続いて、エコインターンシップを体験した学生から、インターンシップ先企業での具体的な活動の報告があり、今回の経験を通じて、学んだことや考えの変化など、各学生なりの考えが述べられました。
第三部:パネルディスカッション
- テーマ:「環境に配慮した社会に向けた『仕事』のあり方」
<パネリスト(五十音順)>
- 桶谷 省氏(積水化学工業(株)住宅カンパニー 住環境事業部 企画部 担当部長)
- 末吉 竹二郎氏(国連環境計画 金融イニシアチブ特別顧問)
- 安井 至氏((独)科学技術振興機構 研究開発戦略センター 上席フェロー)
<コーディネーター>
- 草野 満代氏(フリーキャスター)

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションでは、各パネリストから、この先、環境問題と社会のあり方はどうなっていくのか、5年後、20年後の未来予想図について、議論が展開されました。そして、そのような5年後、20年後を見据えて、私たちはどんな準備をしておかなくてはいけないのか、社会として何を考えなくてはいけないのかについてお話がありました。また、最後に、各パネリスト、コーディネーターから、学生に向けて、どんな企業人、あるいは社会人を期待するのかといいうメッセージが述べられました。
20世紀の社会を踏まえ、持続可能な社会や循環型社会の形成に向けて、企業のあるべき姿、必要な人材像についてのお話がありました。また、インターンシップに参加した学生をはじめとする若い人達にむけて、日本の資源である「人財」として努力してほしい等の温かいお言葉をかけてくださりました。