報道発表資料

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1996年11月21日

大気汚染防止推進月間を中心とするアイドリング・ストップ運動の動き

環境庁では、「アイドリング・ストップ運動」を今年12月の大気汚染防止推進月間の重点項目とし、一層の推進を図る。
 また、「アイドリング・ストップ運動」に取り組もうとする地域、企業等の新しい動きがあるので、ここに紹介し、大気汚染防止推進月間を中心に更なる普及拡大を呼びかけたい。
1.「アイドリング・ストップ運動」とは

 環境庁では、大気環境にやさしい実践行動、国民運動として、本年6月の「環境月間」から「アイドリング・ストップ運動」を提唱している。
 この運動は、自動車利用者の自主的な判断によるアイドリング・ストップの励行を呼びかけるもので、一般的な呼びかけの目安は、次のとおり。
1 必要以上の暖機運転や、運転者が車から離れている間、荷物の積み降ろしの間等の不必要なアイドリングはやめましょう
2 運転者の休息中や、人待ち・客待ちのための停車中のアイドリングについても、気候等の状況を考え、なるべくやめるようにしましょう。

2.12月の大気汚染防止推進月間における環境庁の取組

 毎年12月は、大気汚染が高濃度となる冬期の排出低減を呼びかけるため「大気汚染防止推進月間」を設定しているが、今年の同月間では、アイドリング・ストップ運動の推進を重点項目に採り上げる。
 その一環として、啓発用グッズの提供等による各地の取組の支援、こどもエコクラブ会員へのマイカー用ステッカーの提供、政府広報の実施等を予定している。

3.各地域、企業等での取組の動き

 環境庁が「アイドリング・ストップ運動」を呼びかけた本年6月以降、各方面で反響があり、多くの照会等をいただいているが、こうした中で、新たに「アイドリング・ストップ」運動に取り組もうとする地域団体、企業等の計画が寄せられている。その主な例は別紙のとおりである。  環境庁としては、12月の大気汚染防止推進月間を契機として、こうした地域、各方面での自主的な取組が一層進められることを期待し、できる限りの応援をしていきたい。

*「アイドリング・ストップ運動」の取組計画の例
  「アイドリング・ストップ運動」の主な取組実績については添付ファイル参照。

添付資料

連絡先
環境庁大気保全局自動車環境対策第一課
課長 小沢 典夫(内6520)
 補佐 梶原 成元(内6521)
 担当 佐藤 隆史(内6524)