報道発表資料
小笠原群島聟島(むこじま)におけるアホウドリの新繁殖地形成事業として、今年の2月8日に伊豆諸島鳥島から聟島までヘリコプターで移送したアホウドリのヒナ15羽(オス11羽、メス4羽)全てが、5月29日までに聟島の飼育サイトより巣立ちましたので、お知らせいたします。
移送したヒナは移送後約3か月間、(財)山階鳥類研究所の研究チームからの給餌を受け、順調に成長してきました。5月18日に1羽のオスが巣立った後、他のヒナも順に巣立ちを迎え、29日に最後のメス1羽が巣立ちました。
巣立ち後のヒナは、北太平洋のベーリング海やアリューシャン列島、アラスカ沿岸、アメリカ西海岸まで渡っていくものと予想されます。
今回巣立ったヒナ15羽のうち、6羽に衛星発信器を装着していますので、今後の巣立ち後の行動についても明らかとなる予定です。
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- この事業は、(財)山階鳥類研究所が、環境省、米国魚類野生生物局、三井物産環境基金、公益信託サントリー世界愛鳥基金等の支援を得て実施しているものです。
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課長:塚本 瑞天(6469)
課長補佐:堀内 洋(6475)
係長:浪花 伸和(6469)
直通(03)5521-8283
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成22年2月8日
- アホウドリ新繁殖地形成事業によるヒナ移送の結果について
- 平成21年10月26日
- 聟島で巣立ちしたアホウドリの米国サンフランシスコ沖での確認について
- 平成21年9月15日
- 平成21年度野生生物保護対策検討会アホウドリ保護増殖分科会の開催結果について
- 平成21年7月7日
- 聟島に移送したアホウドリのヒナの衛星追跡の結果について(6月30日現在)